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「一緒に撮影を」が定着した選挙戦

候補たちはSNSを使いこなせたのか

2016年8月5日(金)

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 7月、東京では2つの選挙が実施された。7月10日の参院選と31日の東京都知事選である。日経ビジネスでは選挙のたびに注目候補者に密着し、選挙戦の様子をリポートしている。

 記者もこの数年、主要な選挙で取材に加わり、現場に足を運んで担当候補の選挙戦の様子を記事にまとめてきた。

 民主党が大敗した2012年の衆院選では、田中眞紀子氏を取材。民主党から出馬した田中氏が、自民党の長島忠美氏に負け、角栄氏から守ってきた地盤を失う記録的な選挙だった(詳細は「こんな時に馬鹿な選挙、民主党の親分も利口じゃない」)。

 3年前の参院選では、ワタミ創業者の渡邊美樹氏に密着。ブラック企業批判にさらされながら、辛くも当選した様子を記事で紹介した(詳細は「ワタミ、ブラック批判が続くワケ」)。

 そして今回、参院選では東京選挙区で出馬した音楽家の三宅洋平氏に、都知事選では総務大臣や岩手県知事を経験し、自民党や公明党の推薦を受けた増田寛也氏の選挙活動を追った。

 1カ月の間に2つの選挙戦を取材し、改めて候補者らがSNS(交流サイト)の影響力を強く意識していることを実感した。それが最も理解できるのが、有権者との写真撮影だろう。

 例えば都知事選では、選挙活動の最終日に、増田氏は応援に来ていた丸川珠代・五輪担当大臣(選挙時は環境大臣)や、お笑いタレントの西川きよし氏らと、都内の主要なスポットを回っていた。

 知名度の高い西川氏や丸川氏が現れると、足を止める有権者も多い。すると選挙スタッフらは有権者にこう声をかけていくのだ。「どうぞ、一緒に写真を撮ってください」。そして「ぜひ、フェイスブックやツイッターにアップして、お友達にも伝えてください」と続ける。

東京・原宿で記念撮影をしていた増田氏らの陣営(撮影:竹井 俊晴)

 上の写真は、選挙戦最終日の午後、東京・原宿を訪れた増田氏らの様子だ。候補の増田氏のほかに、丸川氏や西川氏、さらに参議院議員になったばかりの朝日健太郎氏らが、有権者を取り囲んで記念撮影。選挙スタッフらは撮影が終われば、フェイスブックやツイッターにその画像をアップしてほしいと声を掛けていく。

 若者が多い街で、果たして丸川氏や西川氏、朝日氏らの知名度は通用するのかとも思ったが、若者らは特に西川氏に反応。「西川きよしがいる!」と声をあげ、記念撮影をお願いしていた。

 7月の参院選で当選したばかりの朝日氏も、自身の選挙戦ではSNSの拡散力を期待して、有権者らと積極的に記念撮影をしていた(詳細は「参院選に都知事選、記事には出ない選挙戦の裏側」)。

 日本でインターネットを使った選挙運動が解禁されたのは2013年のこと。以降、選挙戦に出馬する候補らは、自身のサイトやSNS、動画共有サイトなどを積極的に活用している。同時に選挙活動中は、有権者らと一緒に写真を撮ったりして、SNSによる露出の増加を増やそうと工夫を重ねている。

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「「一緒に撮影を」が定着した選挙戦」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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