• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

今夏の甲子園は「清宮の大会」になるのか

現地で見た主役候補の躍動と記者としての自省

2015年8月19日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

夏の甲子園の準々決勝で2試合連続の本塁打を放つ早稲田実業の清宮幸太郎選手(写真=日刊スポーツ/アフロ)

 8月6日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した第97回全国高校野球選手権大会。1915年に第1回大会(当時の名称は全国中等学校優勝野球大会)が開催されてから100周年という節目の大会も、4強が出そろっていよいよ大詰めを迎える。

 本日に行われる準決勝の第1試合(午前11時開始予定)では、第1回大会にも出場した伝統校、西東京代表の早稲田実業が、東北勢初制覇を目指す仙台育英(宮城県代表)と激突。続く第2試合(午後1時半開始予定)では、優勝候補筆頭と目されてきた東海大相模(神奈川県代表)が、東東京代表の関東第一との関東対決に臨む。

 筆者は、当サイトで甲子園の試合や選手のプレーをデータで分析するコラムの編集を担当したことがきっかけで、2010年の夏に初めて甲子園球場で大会の試合を観戦した。その際にバックネット裏から見た投手と打者の迫力ある対決や、プロ野球とは異なるキビキビとした試合運びと応援、そして甲子園球場の独特の雰囲気に魅了され、以来、毎年夏に甲子園を訪れている(当時のコラムの記事:夏の甲子園で見えた新たな“兆し”夏の甲子園 「投高打低」を演出した“魔球”投手たち)。

 今夏の大会も12日、13日、そして15日に甲子園に足を運び、複数の試合を楽しんだ。準決勝に残ったチームの中では、早実は2試合、東海大相模も2試合を観戦した。そして前評判の高いチームや選手のプレーを見ながら思い出していたのは、かつて甲子園で優勝した経験のある指導者へのインタビューで聞いた言葉だった。

甲子園の女神の寵愛に値するスターが残った

 その指導者とは、吉田洸二氏(現・山梨学院大学付属高校監督)。監督として長崎県立清峰高校を率い、甲子園に春夏通算5回出場。2009年の春のセンバツ(第81回選抜高等学校野球大会)では、長崎県勢で初めて甲子園制覇を成し遂げた。

 ほかの甲子園常連校とは異なり、県外からの入部は皆無という異色のチームに注目して、佐世保市近郊にある清峰高校を訪れた。終わってさほど経っていないセンバツ大会の戦いぶりを振り返ってもらいながら、指導の特徴などを聞いた。その中で今も強く印象に残っているのが、ひとしきり話を聞いた後で同氏がふと漏らした次のような一言だ。

 「あの大会はやっぱり、菊池君と今村の大会だったんですよ」

 菊池君とは、決勝で対戦した花巻東(岩手県)の左腕エース、菊池雄星選手(現・埼玉西武ライオンズ)。そして今村とは、清峰高校の右腕エースだった今村猛選手(現・広島東洋カープ)のことである。

 後にプロでも活躍する超高校級の2人のピッチャーに甲子園の女神が微笑み、決勝というふさわしい舞台まで導いてくれた。そうした運命というべきものが作用していたというニュアンスが込められた言葉だった。

コメント9

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「今夏の甲子園は「清宮の大会」になるのか」の著者

中野目 純一

中野目 純一(なかのめ・じゅんいち)

日経ビジネス副編集長

2012年4月から日経ビジネス副編集長。マネジメント分野を担当し、国内外の経営者、クリステンセン、ポーター、プラハラードら経営学の泰斗のインタビューを多数手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

田中 孝雄 三井造船社長