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あなたの「性」は何ですか?

LGBT比率「7.6%」が持つ本当の意味

2015年8月27日(木)

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 「正直、私はあなたがここにいることに嫌悪感を抱いています」

 6月21日に神戸市で開催されたLGBT向けのあるミーティング。参加者の一人でゲイの息子を持つと言う女性は開口一番、筆者に対してストレートにこう感情をぶつけてきた。

 LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をとった性的マイノリティーを意味する言葉である。このミーティングは、LGBT当事者や当事者の家族、友人が集まり情報交換をする場。8月24日号の日経ビジネスに掲載したLGBT特集のチームに加わったばかりの筆者は、「今後取材を進めるにあたって、当事者や家族がどんな思いを抱いているか勉強したい」と主催者にお願いし特別に参加させてもらった。

 女性はこう続けた。

 「LGBTはこんなに苦労しています、だから皆さん理解してあげましょう。メディアはいつだって、そんな上から目線の記事ばかりじゃないですか」

 「齊藤さん、どうですか」。進行役の人にそう促され何か回答した気がするが、彼女が抱いた嫌悪感を拭い去るだけの言葉は何も出てこなかった。これが、LGBT特集に向けた最初の本格的な取材だった。

非当事者の自分が書けることは

 電通ダイバーシティ・ラボの調査によると、日本の人口におけるLGBTの比率は7.6%。13人に1人が当事者ということになるが、筆者も含め特集班の記者4人は残りの92.4%だ。

 今回の特集は、92%の非当事者である記者が、7.6%のマイノリティーにスポットを当てている。所詮自分は当事者ではない――そんな姿勢が行間から滲みでるような、斜め上からLGBTの現状を書く特集にはしたくない。この2カ月間、冒頭の女性の言葉を常に頭に置いて取材を進めてきた。

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「あなたの「性」は何ですか?」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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