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え! マンションの大規模修繕に借金までする?

  • 松浦 龍夫

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2015年9月7日(月)

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 「マンションの修繕積立金が不足することになれば、一時金として各戸から徴収するか、金融機関で借り入れるかしなければなりません」

 昨年マンション管理組合の理事長に抽選で当たってしまった。冒頭の発言は、就任に当たって、大規模修繕にかかるお金について管理会社の担当者にいろいろ質問した際に返ってきた答えだ。恥ずかしながらマンションを修繕するのに、借金をすることがあるとは知らなかった。

写真:アフロ

 それから1年がたち、いよいよマンションの大規模修繕に取り組むことになった。戸数が多いこともあり予算は1億円と高額。いろいろ見積もりをしてもらうと1億2000万円を超えることが分かった。完全なる予算オーバーだ。ましてや、1億2000万円を支払えば、次回以降の修繕に回す積立金がほとんどなくなってしまう。「今回は大丈夫だとしても、次回の修繕は大丈夫なのか」。1年前に聞いた借金の話が頭をよぎった。

 大規模修繕のために実際に借金をする管理組合はあるのか。大規模修繕向けの融資サービス「マンション共用部分リフォーム融資」を手掛けている住宅金融支援機構に聞くと、「あります。むしろ融資を受ける管理組合が年々増えています」との回答だった。同様の融資サービスを行う三菱電機クレジットに聞いても、同じ答えが返ってきた。

 住宅金融支援機構によると、融資件数は2011年度の約180件から増加し続け、2014年度は50%増の約280件に上った。2015年度は7月末までの4カ月間ですでに120件を超え、同機構は年400件を超えるペースと試算している。マンションの所有者1戸当たりが借りる金額も増加しており、2011年度は46万円だったものが2014年度は53万円に達した。大規模修繕のために借金をするマンションが増え、借りる額も増えていることになる。

資金不足は新築時から

 取材を続ける中で、以前に管理会社の担当者から聞いた言葉を思い出した。「でも借金をするのは2回目以降の大規模修繕を行うマンションが多いですよ」。新築マンションは、購入者が一定額の修繕積立金を購入時に支払うので、初回の修繕で不足するケースは少ないと聞いて納得した覚えがある。その点について同機構の担当者に聞くと、驚くべき答えが返ってきた。

 「初回の大規模修繕でお金が足りなくなるケースが増えています」

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