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パリのホテルで遭遇した「アレ」について

ベテランホテルマンは「カードキー以来の衝撃」と漏らした

2017年9月8日(金)

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 ひと月前の話で恐縮だが、夏休み、パリへ1週間旅行した。中心部のホテルにチェックインして、部屋に入って「あっ」と思わず声をあげてしまった。その2カ月前に取材した、アレが客室に鎮座していたからだ。

客室に置かれていた使い放題のスマホ、使い勝手は……

 それは客室に備え付けの使い放題スマートフォン「handy」だ。香港のMango International Groupが世界10カ国以上で展開するサービスで、宿泊客はスマホを外に持ち出して、追加料金なく電話やデータ通信を楽しめる。

「カードキー以来の衝撃」

 日本ではhandyジャパンが今年、サービスを始め、7月からロイヤルパークホテル(東京・中央)などが導入を決めた。ホテルからかける電話が無料になり、データ通信も無制限。同ホテルの責任者は「ホテル歴30年のキャリアで、カードキー以来の衝撃」とhandyを称していた。

 handyは、導入する宿泊施設側がレンタル料金を支払う仕組みだ。日本では1室当たり月980円(税抜き)で「1日当たり33円、水より安い」(handyジャパン)。レンタル料に加え、飲食店や商業施設などからの広告が同社の収入源だ。

 「旅行しているときは消費が多い。三食食べる、動く、お土産を買う。必ずお金が動く」とhandyジャパンの勝瀬博則CEO(最高経営責任者)は指摘する。既に香港ではレンタル料より広告収入が上回っているという。

 6月に取材した際、「持ち出せて、使い放題のスマホは確かに衝撃だ」と感じたのを覚えている。ただ、その発表会以来、特に旅行する機会もなく、国内出張でもお目にかかることがなかったので、頭の中からは消えていた。

 せっかくパリで出会ったので使ってみようと操作を試みる。

パリといえばエッフェル塔

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「パリのホテルで遭遇した「アレ」について」の著者

庄司 容子

庄司 容子(しょうじ・ようこ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社に入社し、社会部、横浜支局を経て企業報道部へ。化学、医療、精密業界、環境などを担当。2017年4月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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