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世界87カ国に中古トラクター売る「鳥取の虎」

「人口少なく、交通不便」だが成長続ける

2015年9月15日(火)

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 地方経済の衰退が急速に進んでいる。だが、そうした状況下でも、急成長を遂げている地方企業がある。人呼んで「地方の虎」。縮小市場に対してトップの即断即決で事業の拡大と多角化を進めているのが特徴だ。

 今回は日経ビジネス8月10日・17日号のスペシャル・リポートでも取り上げた「鳥取の虎」こと旺方トレーディングを詳しく紹介する。

借金を背負っての起業

 鳥取市の中心街からクルマで15分。田んぼが広がるのどかな農村にある旺方トレーディング(鳥取市)は中古農機の輸出・レンタルを手掛ける知られざるグローバル企業だ。

 敷地内の2棟の倉庫にはクボタ、ヤンマー、井関農機と全国から集めた中古農機が所狭しと並ぶ。倉庫外にも製品が並び「輸出先は世界87カ国で、海外販売比率は75%です」と幸田伸一社長は説明する。

鳥取市にある旺方トレーディング本社の倉庫。「農機の引き取り注文が多く、敷地が足りないくらいだ」と話す幸田伸一社長(写真:菅野勝男)

 幸田社長が事業を開始したのは2000年、21歳の時。高校卒業後、19歳で結婚して娘がいた幸田社長は「とにかく早く独立して、家族を養っていかなければならなかった」と当時を振り返る。地元の廃品回収会社に勤めながら新たなビジネスの種を探した。

 リサイクル市場の拡大に目を付けるが、自動車はガリバーインターナショナル、バイクはバイク王&カンパニーといった具合に先行企業があり、建機でも中古販売会社が既に複数あった。そうした中、鉱脈を見出したのが農機だった。実家が農家だったこともあり、中古農機の再利用が進んでいない実態を知っていた。一方で「農機は必要だが、高価で高機能な新型までは必要ない」という購入側の気持ちも分かっていた。

 まずは個人事業で始め手ごたえを得て起業した。てっとり早く会社を設立したかったため親戚の休眠会社を譲り受けたがこれは大きな失敗だった。

 「譲り受けてから会社に500万円の負債があることが判明した。そのため金融機関からの融資も受けられなかった。自らが招いたマイナスからのスタートでいきなりつまづいた」(幸田社長)

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「世界87カ国に中古トラクター売る「鳥取の虎」」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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