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似鳥昭雄・ニトリHD社長が語る「ジグザグ経営」の極意

変化対応力高め、流通業を「一流産業」に

2015年9月16日(水)

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国内外で出店を加速し、29期連続の増収増益を目指す家具最大手のニトリホールディングス。似鳥昭雄社長の経営理念は8月10・17日号の日経ビジネス「編集長インタビュー」で紹介したが、誌面スペースの制約上、残念ながら盛り込めなかった話題も多い。インタビューに同席した記者が、この場を借りて他の興味深い発言を取り上げ、その経営の極意に改めて迫ってみた。

インタビューに応じるニトリホールディングスの似鳥昭雄社長(写真:北山宏一)

多少のジグザグ、恐れる必要はない

「私は常に、世の中がどのような方向に進むかを考えています。その中で10~20年先は具体的に、5年先はもっと具体的に何をすべきか、改革案を頭の中に持っています。長期の計画を立てて、それを期限内にきちんと達成することが大事です。様々な環境変化によって目先では計画からぶれることも多いですが、変化に対応して、たとえ遅れても、すぐに遅れを取り戻せば良いのです。多少のジグザグがあっても恐れる必要はありません」

 似鳥社長の言う、「20年先を見据えた経営」を実現するためのキーワードが、「変化対応力」だ。

 多くの企業では3~5年先など、比較的近い将来までの経営戦略や業績目標を「中期経営計画」として掲げ、達成を目指す。これは数年間で次々と経営トップが代わることが影響しているのだろう。任期が数年では、自分の在任中の実績を上げることに、どうしても目が向いてしまう。10年以上など比較的長い期間、同じ人材に経営トップを任せて、長期の視点で会社を成長させる発想がしづらい仕組みになっている。

 似鳥社長は1972年に会社を株式会社にした際、60年の事業計画を立てた。「計画最終年の2032年に3000店舗、売上高3兆円となり、流通業界で先進的な米国に完全に追い付く」というものだ。創業者だからこそできる発想ともいえるが、60年も先の目標を掲げて経営に取り組む経営者は珍しい。

 また、似鳥社長の「変化に対応して、たとえ遅れても、すぐに遅れを取り戻せば良い」という経営姿勢は、やはり「変化対応」を掲げ、消費者の潜在ニーズを見極めながら常に新しい商品・サービスを提供してきたセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長のビジョンにも通じる点がある、と記者は感じた。

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「似鳥昭雄・ニトリHD社長が語る「ジグザグ経営」の極意」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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