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フィンテックはロボホンより目立ったか

「CEATEC」に関連企業が初参戦

2016年10月12日(水)

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三菱 UFJ フィナンシャル・グループがCEATECに初参加。 AIファンド運用など来場者からの関心は比較的高かった。

 10月4~7日に開催したエレクトロニクスショー「CEATEC JAPAN 2016」。最新ロボットや衣類を折りたたんでくれる洗濯機など未来の電機産業の形を示した一方で、今回静かに展示会への参入を始めたのがFinTech(フィンテック)関連企業だ。フィンテックは金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)が融合した言葉。展示会ではどのような存在感を放っていたのか。

 今回、注目されたのは三菱 UFJ フィナンシャル・グループの参加。会場ではグループ企業が協同展示スペースを設けていた。

バーチャル行員にAI資産運用

三菱東京UFJ銀行が手がけるバーチャルアシスタント。 自然な声、表情や動きで対応出来るようになっている。

 三菱東京UFJ銀行が展示していたのはバーチャルアシスタント。キャラクターに向かって「NISAとは何ですか」「口座を開くにはどうすれば良いですか」などと声で尋ねると、説明してくれるサービスだ。すでにスマートフォン向けに3月からサービスを始めていて、一部のコールセンター業務などにも今後応用を検討しているという。

 確かに、銀行を利用する顧客が良く聞く内容は限られている。最初にバーチャルアシスタントが顧客対応をし、込み入った相談などに人間のスタッフが対応するという方式が広がれば効率化に繋がる。

 三菱UFJ信託銀行は、AI(人工知能)とビックデータを活用したファンドを紹介する。マーケットニュースや有価証券報告書などの公開資料を分析し、投資すべき銘柄を選び出す。取引データを秒単位で観察して、市場の転換期をいち早く察知することも可能になるという。

 シミュレーションでは2008~15年度のすべてで利益を確保できており、今年度内に投資信託として商品化する見込みだ。AIによる自動運用のファンドでは国内初となる。人間のファンドマネージャーもうかうかしては居られない時代だ。

じぶん銀行は外貨預金サポートのサービスを紹介。 AIが通貨の買い時と判断した場合は、携帯電話に通知する機能も持つ

 じぶん銀行は、米シリコンバレーに拠点を持つベンチャー企業と組み、外貨預金取引を支援するツールを展示した。為替相場のチャートをAIで分析し、通貨が割安水準にあると判断したら、顧客のスマホなどに通知するシステムだ。外貨積み立てでも、AIが毎月最適なタイミングと判断した時期に自動的に外貨で預け入れする事が出来る。 

 展示されたサービスは目新しい内容が多いが、個々の企業の展示スペースは比較的小ぶりで、現段階でのCEATEC参加は様子見といった感じ。画期的な最新技術をお披露目するというよりは、まだお試し参加という側面が強い印象だ。来年以降に展示スペースが大きくなるのか、注目していきたい。

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「フィンテックはロボホンより目立ったか」の著者

武田 健太郎

武田 健太郎(たけだ・けんたろう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学教育学部卒業、日本経済新聞社に入社。「NIKKEIプラス1」を担当後、証券部で金融マーケットや企業財務を取材。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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