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クルマを一変させる「CASE」って何だ?

2016年10月19日(水)

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 10月16日に閉幕したパリモーターショー。報道公開日は各種の記者発表を駆けずり回ったが、最も印象に残ったのは、「CASE=ケース」という造語だった。

 発言の主は独ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長だ。「ダイムラーが新ブランドを立ち上げるらしい」。そんな噂によって報道陣で溢れかえった会場に、お馴染みの髭をたくわえジーンズ姿で登壇したツェッチェ社長は、新型EV(電気自動車)の発表をこう切り出した。

 「学生にメッセージを送りましょう。私は(大学で)電気工学を学んだ。なぜ機械工学を学ばないのかと言われたが、この40年間が間違っていなかったと確認できた。今日のメーントピックはEV(電気自動車)だ」

パリモーターショーで「CASE」について語る独ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長

 そしてプレゼン終盤に、翌日の現地新聞紙面を賑わせたEV専用の新ブランド「EQ」を発表したのだが、記者はむしろその前にツェッチェ社長が言った「CASEこそ業界を一変させる力を持っている」というフレーズが耳に残った。

 結論を先に言えば、CASEは4つのキーワードの頭文字を取ったものだ。コネクティビティ(接続性)の「C」、オートノマス(自動運転)の「A」、シェアード(共有)の「S」、そしてエレクトリック(電動化)の「E」である。

 言われてみれば、今の自動車のトレンド4つの頭文字を並べただけなのだが、「大切なのはこの4つを包括的に提供するパッケージだ。(新ブランドである)『EQ』はCASEにのっとったビジネスを展開する」というツェッチェ社長の発言を聞いて、ようやくダイムラーが目指す未来を想像できるようになった。

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「クルマを一変させる「CASE」って何だ?」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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