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公募も失敗、後継者が決まらない優良企業

「社内に適任はいない」と断言するユーシン社長

2015年10月28日(水)

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 ハンドル部品やステアリングなど自動車部品会社のユーシン。2013年には仏部品大手ヴァレオの鍵(キー)セット部門を買収するなど、グローバル化を積極的に進めている。2015年11月期の売上高は1600億円を見込んでおり、6期前の2009年11月期に比べて3倍余りに増える。その約8割が海外での売上高が占める。

 そんな優等生企業のユーシンだが、最大の課題は次期社長候補を決めきれないことだ。社外から候補を探し続けて10年近くなるが、いまだに適任は見つからないという。81歳の田邊耕二社長は「正直、名案がない」と打ち明ける。

10年近く経っても適任者が見つからない

 ユーシンの社長後継者選びは2006年にさかのぼる。創業家出身の田邊耕二会長兼社長は当時既に72歳、健康に不安を抱えていたこともあり、後継者選びを本格化した。

 まずは投資ファンドのRHJインターナショナル(旧リップルウッド・ホールディングス)から20%の出資を受け入れて、社長の派遣を求めた。その結果、日産自動車の元常務、自動車部品メーカー、ナイルス(現ヴァレオジャパン)の元社長だった竹辺圭祐氏が後継者候補となった。

ユーシンの田邊耕二社長。1978年以来、一時は退任したものの現在まで社長を続ける

 2006年6月に竹辺氏が社長に就き、田邊社長は最高顧問に退いた。しかし、翌2007年9月、竹辺氏は事実上の解任に追い込まれる。そして、その後、社長職は空白となり、2008年2月になってようやく田邊最高顧問が社長に復帰した。自動車業界に精通している竹辺氏を社長に招聘したことは、正しい選択だったと思えるのだが、結果としてこの起用は「大失敗だった」と田邊社長は振り返る。

 生え抜きの役員たちと竹辺氏との対立が起き、それがエスカレートしてしまい「社長を続けてもらうのは無理だと判断した」(田邊社長)という。

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「公募も失敗、後継者が決まらない優良企業」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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