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新たに進水した最新鋭潜水艦の行く手を阻む伏兵

年に一度の命名・進水式に行ってきた

  • 寺井 伸太郎

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2015年11月26日(木)

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 その日はあいにくの天気だった。小雨が降りしきり肌寒い川崎重工業神戸工場。記者も、防衛省や会社関係者ら詰めかけた約320人に交じって初めて参加した。

 瀬戸内海に面した建造用建屋に入ると、合図に応じていつでも進水できるように船台に固定された潜水艦がそびえていた。長さ84メートル、幅9メートル、高さ10メートルの黒い巨大な塊。細長いため艦の全体像は見学席からは把握できない。集合した皆の傍らでは軍楽隊というべきか自衛隊の吹奏楽団が「宇宙戦艦ヤマト」のテーマソングなどの快活な音楽を演奏し、独特の雰囲気を醸し出していた。

間近で見ると見上げんばかりの巨大な艦体

 この潜水艦は「そうりゅう」型の8番艦。基準排水量2950トンと海上自衛隊が保有する潜水艦の中で最大級を誇る。建造費用は500億円強。水中運動性能や推進性能などに優れ、高性能ソナーによる捜索能力の高さなどを特長とする。オーストラリアが興味を持っているのもこの「そうりゅう」型だ。

 現場で立ったまま待ちわびること数十分、ようやく式典が始まった。厳粛な空気が漂う中、まずは命名だ。防衛省の若宮健嗣副大臣が潜水艦の名前を「せきりゅう」と発表。潜水艦の名称は訓令によって「海象(海の自然現象)、水中動物の名、ずい祥動物(縁起の良い動物)の名」を付与することが標準になっている。せきりゅうとは、四神の一つで南方を守る神聖な龍を表すそうだ。中国の台頭で日本の南方海域が急速にきな臭さを増していることを考えると何とも意味深長な命名に感じた。

「軍艦マーチ」とともに進水

 命名後、すぐさま進水作業に着手。川崎重工の作業員が潜水艦を固定した部材などをてきぱきと取り除いた。そして本日の見せ場である進水の号令が下ると、軍艦マーチの演奏が始まった。

音楽隊が様々なテーマソングを次々と披露
作業員らが見守る中、くす玉が割れてついに海へ

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