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人知れずSNS化に突き進む名刺アプリ「Eight」

目指すは「ビジネス界のLINE」

2015年12月16日(水)

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 もしかしたら、来年の今頃にはビジネスマンの必須「SNS(交流サイト)」として、名刺管理アプリがもてはやされているかもしれない。

 使っている人は分かると思うが、12月7日、記者も愛用している名刺管理アプリ「Eight(エイト)」がひっそりと、しかし、劇的にその顔を変えた。もはや、名刺管理アプリというよりは、ビジネス向けSNS。そう、まるで欧米で流行っている「Linkedin(リンクトイン)」のように変貌したのだ。

名刺管理アプリ「Eight」の画面。フェイスブックのように、名刺交換でつながった人のフィードが流れてくる(左画面)。蓄積した名刺はいつでも閲覧できる(右画面)

 ちなみに、本稿を執筆している12月15日時点で、運営会社からプレスリリースなどは出ていない。そして、正確に言うと、Eightの変貌は今年春から始まっていた。

 Eightを知らない人のために、簡単に説明しておく。Eightは、日々、蓄積される膨大な名刺をクラウド上で管理し、いつでもスマートフォンやパソコンから参照できるアプリ。画像として閲覧できるほか、ワンタップで電話をかけたり、メールを送信したりできる。

 名刺の追加はアプリのカメラ機能で撮影するだけ。この写真をもとに、オペレーターが正確にデータ化し、登録してくれる。早くて30分、遅くとも数時間後には反映されるから有り難い。さらに、名刺交換した相手もEightを使っていると、便利さはぐんと増す。

3年で100万ユーザー、名刺処理数は年間1億件

 名刺交換した相手がEightで自分の名刺を登録した場合は、自動的につながり、自分の名刺一覧に相手の名刺が加わる。また、つながった相手が昇進や異動などで名刺情報を更新した場合、自動的にこちらのデータも更新される。古い名刺がいつの間にか新しくなっている、というのは、記者という職業柄、とても便利に感じる。

 にもかかわらず、利用料は無料。実は運営会社のSansan(東京都渋谷区)は法人向け名刺管理サービス国内大手で、日本郵便や三井物産、経済産業省といった大手企業・官公庁含め、国内3000社以上の顧客企業を有する。対してEightは、寺田親弘社長いわく「とりあえず普及させて、ビジネスモデルは後から考える」というスタンスという。

 サービス開始は2012年2月。スマホがビジネスパーソンへ広がるとともに、Eightもユーザー数を伸ばし、2015年始めには100万人を突破。Eight全体が処理する名刺の規模は、年間1億件となった。同社の試算では、日本国内で年間に行われる名刺交換の回数は10億回という。つまり、Eightはその1割に関与するまで成長したのだ。

 するとEightは今春から突如、動きを活性化させ、「つながり」をもとにしたサービスへと舵を切った。SNS化の始まりである。

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「人知れずSNS化に突き進む名刺アプリ「Eight」」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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