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LCCの一人勝ち支えたピーチの「失敗力」

井上慎一CEOが明かす“ジグザグ戦法”

2015年12月17日(木)

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 LCC(格安航空会社)、ピーチ・アビエーションが好調だ。同社は2012年3月、日本初のLCCとして運航を始めた。この年、日本では3社のLCCが誕生した。関西国際空港を拠点とする同社のほかに、成田空港を拠点とするエアアジア・ジャパンとジェットスター・ジャパンだ。

 LCC3社が立て続けに就航した2012年、日本の航空業界は「LCC元年」とも言われた。今までにない格安運賃が日本の空をどう変えるのか。当時、航空関係者の多くは期待感や疑心暗鬼と共に国内LCCの誕生を見守ったはずだ。それから、3年以上の時がたった。

 日本の航空業界で、LCCは成功したのか――。現時点でこの問いに答えるとすれば、「イエス」でもあり「ノー」でもある。企業によって明暗が如実に分かれたからだ。絶好調と言えるのがピーチだ。

 同社は就航から2年1カ月で単年度黒字を達成。パイロット不足などで計画減便を迫られた昨年度(2015年3月期)も2期連続で黒字になった。成田を拠点とするLCCがまだ黒字を達成していない状況の中、ピーチの躍進は際立っている。

業績好調なピーチ・アビエーション(写真:Aviation Wire)

 日経ビジネス11月30日号では、成功の要因について同社の井上慎一CEO(最高経営責任者)に話を聞いた。ここで井上CEOは、さまざまな理由を説明してくれた。安全運航と運航品質が第一であること。コストマネジメントを徹底したこと。若い女性に絞ったマーケティングや、航空業界の常識を覆す数々のイノベーション。いずれもピーチの躍進を支えた要因であることは間違いない。詳細は、本誌編集長インタビュー「物まねでは成長できない」を、ご覧いただきたい。

 インタビューの中で井上CEOはこう語っている。「このままピーチが300機規模まで成長したとしても、やがてはレッドオーシャンの戦いに巻き込まれてしまいます。競合とぶつかる接点が増えるから、結局は価格競争になってしまいます。だからこそ、我々は規模を拡大しながらも、『インダストリー4.0(第4の産業革命)』を目指さないといけない」。そのために数々のイノベーションを起こすようにしている、とも。

 しかし多くの企業がイノベーションを掲げるものの、それを実践できているケースは少ない。なぜピーチはそれが可能なのか。井上CEOの話を聞きながら、私はある井上CEOの思いが、ピーチの成功を支えたように感じた。それが、失敗も是として挑戦を続ける、いわば「失敗力」のようなものだ。

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「LCCの一人勝ち支えたピーチの「失敗力」」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師