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「新会社を創ればいいってものじゃないでしょ!」

CEOが始めた会社をたたみ続けるCFOの私(前編)

2015年8月17日(月)

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 1年前の椅子地獄についてようやく報告できた(『「脂肪で椅子が見えない!」~30代のママを痣と傷だらけにした椅子地獄(前編)』、『「納品した椅子が破裂した!」~30代のママを痣と傷だらけにした椅子地獄(後編)』)。記事が公開された直後、本欄担当編集者から「引き続きよろしく」とメールが来たので、急いで次の原稿を書こうとしたところ、突然パソコンが壊れてしまった。

 パソコンがないと本業であるCFO(最高財務責任者)の仕事もできない。臨時のスタッフを雇ったときに使ってもらおうと以前買っておいた東芝製パソコンを引っ張り出し、セットアップしてみた。

 ウェブメールはどうも苦手で昔ながらのメールアプリを使ってしまうので、あれこれインストールしないといけない。やっとインストールをし終わったものの処理速度が滅茶苦茶遅く、びっくりした。

 このパソコンは特売の際に買ったもので値段は255ドル。安いパソコンに飛びついた私が間抜けであったわけで、奮発してまともなパソコンを購入することにした。またインストールに追われる丸1日が来ると思うと憂鬱だった。

 以上は本欄恒例の掲載遅れに関する言い訳である。いつもは1日の仕事が終わり、子供が寝た後に自宅の居間でキーボードを叩くのであるが今回の原稿はある土曜日、日本語学校で書いた。

 毎週土曜日、子供を日本語学校に連れていく。授業が終わるまで待っていなければならない。その合間にノートパソコンを広げ、原稿を書いてみたのである。いつもと調子が異なっていたら、その理由は執筆場所を変えたことだと思う。

CEOの趣味は新会社の設立か

 弊社のCEO(最高経営責任者)はアメリカ人で私の主人である。私たちは結婚後、主人の地元であるラスベガスに住み、主にカジノ向けに商品を売る零細企業を経営している。何度か書いてきたように主人は営業マンとしては極めて優秀である。実際、たった1人で数億円の売り上げを毎年達成してくれている。ただし、経営者としてはしばしば失敗をしてしまう。典型例が新会社設立である。今回はその話を書く。

コメント1件コメント/レビュー

甘いアメリカンドリームの妄想を打ち砕く現実のレポート、(他人事なので)心待ちにしておりました。海外での個人起業の失敗実例を赤裸々に打ち明けて頂き、スモールスタートによる安易な海外進出を試みる人々に警鐘を鳴らしていただいていると、個人的には思っております。しかし、もう少し、ご主人の手綱を厳しく執られても宜しいのでは?と老婆心ながら心配いたしております。(2015/08/18 08:49)

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「「新会社を創ればいいってものじゃないでしょ!」」の著者

上田 尊江

上田 尊江(うえだ・たかえ)

Artform LLC CFO

マネジメントコンサルタント、オンライン証券会社の創業、海外企業の日本参入支援など手がけた後、2006年より渡米、TransAction HoldingsおよびartformのCFO。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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甘いアメリカンドリームの妄想を打ち砕く現実のレポート、(他人事なので)心待ちにしておりました。海外での個人起業の失敗実例を赤裸々に打ち明けて頂き、スモールスタートによる安易な海外進出を試みる人々に警鐘を鳴らしていただいていると、個人的には思っております。しかし、もう少し、ご主人の手綱を厳しく執られても宜しいのでは?と老婆心ながら心配いたしております。(2015/08/18 08:49)

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三品 和広 神戸大学教授