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女子大生は父のため「300円生活」を選んだ

奨学金、父への思い、そして自らの進路

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2015年12月11日(金)

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 久々の本企画、今回お送りするのは、とある女子学生の、生活費の節約に励む日々の生活と、その理由のお話。親として、この実話をどう感じ、どんな言葉をかけてあげるべきか。コメント欄にぜひ、感想やアドバイスをお願いしたい。

 日経ビジネスオンラインをご覧の皆様、初めまして。九州の私立大学2年生のKと申します。

 今回私がお話しさせて頂くのは、誰もが生活する上で気になる、お金の話です。

 私は、大学進学後、大学院に進みたいと考えています。

 その学費のために、毎月、4万円貯金をしています。計画通り行けば、4年間で貯まる金額は、192万円。現在の貯金額は、約72万円です。大学院2年間の授業料代は約100万円なのですが、貯金で残る分は、奨学金返済に充てたいと考えています。

 この話をしますと、

「月に4万円もどうやって貯金するのか」
「授業に行かずバイトで貯めるなら、大学院に行く必要も無いんじゃないか」

 という反応が大抵返ってくるので、背景をお話ししましょう。

 私は今年20歳になり、成人式を迎えます。親から今年の夏、振袖を決めるために実家に帰るよういわれました。

 親と一緒に着物屋に行き、振袖を決めた帰りの車で、父が一言。

「振袖代13万、おいは知らんからな。お前あるんだろ?払っとけよ。」

 私は耳を疑いました。着物屋で父は、「おいが払うから自分の気に入ったのを選べ」と言っていました。私は、さっきいっていた言葉と違うよね、と内心思いましたがすぐに状況を呑み込んで「わかった」と返事をしました。

 こういう、父の理不尽な言動は今回だけではないからです。

私と父と奨学金

 高校3年の時、私は、家族と奨学金制度について悩んでいました。

 私の家族は、父(農業)と母(勤め人)、祖父母、兄が1人います。兄は、高校卒業後、私立大学へ進学しました。そのため、私の大学進学は金銭的に厳しく、奨学金を利用しないといけない状況でした。

 私は、奨学金は大学卒業後、自分で働き返さなければいけないということを十分理解していました。そのため、第一種(利子無し、月に約6万円)を受けたいと父親に話しました。しかし、父はそれを拒否し、第一種と第二種併用(4年制大学で月10万円)と、入学前奨学金50万円を申請するようにと言いました。

 つまり、生活するのに必要以上にお金を要求されたということです。

 なぜそのような大金を受給する必要があるのか? と尋ねましたが、父は「いいから、言うとおりにしなさい」の一点張り。後から「入学前奨学金50万円は兄の授業料に使う」とだけ説明されましたが、第二種併用について考え直してほしいと何度頼んでも拒否され、結局、父のいう通りに奨学金を申し込みました。

 無事大学に入学し、奨学金の受け取りが始まってしばらくすると、父親から毎月半ばに電話がきて、「3万、送ってくれんね?」と言われるようになりました。私は、このとき「そういうことか」とやっと分かりました。

 奨学金の“余分”は、「父へのお小遣い」だったのです。

 父のお小遣いの使い道は、全てギャンブルです。

 私の家では、母親が働いたお金も父親が全て管理しています。母親も抵抗はあるのですが、父の性格や子供のことを考え口出しすることを控えています。そして、私の父は、毎日ギャンブルに行きます。ギャンブルで負けたらお金がないと騒ぎ、母や祖父母からお金を集めていきます。

アルバイトか、節約か?

 幼い頃からその様子を見てきた私は、父親がどんな人物かを知っています。いいところも、悪いところも知っているため、私は「父親に変わってもらおう」とは思いません。父の悪い面である、お金の管理がルーズな部分を、私が貯金することで、家計全体としてはカバーできるように、頑張ろうと思いました。ある意味、父は私にとっての反面教師だと思います。

 何はともあれ、私は大学生になり、実家を出て1人暮らしを始めました。

 親は、私の入学金、授業料、携帯代、水道・ガス・電気代を払っています。私は、自分の奨学金から、教科書代、家賃代、食費、そして父親へのお小遣い、その他(衣類、雑貨等)を出しています。

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