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アウトランダーがあれば災害時も1週間は安心!

三菱自動車が問うPHEVのある生活(後編)

2017年6月16日(金)

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“防災の鬼”で車好き。今回の企画のために生まれてきたような渡辺実氏。昨日公開した前編では三菱自動車のプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」の自動車としての能力について語った。ここからはこの車を使った「V2H(Vehicle to Home)」の実力を見ていく。「PHEVによるV2H」という文字面だけではイメージが湧かない。実際はいったどんな世界なのだろうか、関東三菱自動車販売の次世代店舗「電動 DRIVE STATION」にて渡辺氏が完全リポート。

実際に停電から家庭を救ったアウトランダーPHEVの写真

 まずは写真をご覧いただきたい。

「これは一昨年、岐阜の高山市が大雪に見舞われたときに撮影されたものです。雪の重みで電線が切れたのか、かなり広い範囲で停電になりました。そのときにアウトランダーPHEVのオーナーさんが車から電気を家の中に取り込んで、1週間を過ごしたのですが、これが第1日目の様子です。オーナーさんご本人から提供いただきました」(三菱自動車国内営業本部国内企画部部長付の小野勉氏)

「私たち専門家は、被災物資の備蓄は1週間分が基本だと指導します。これは1995年の阪神・淡路大震災から変わりました。なぜかというと、このときに電力会社の復旧能力から逆算されたのです。阪神・淡路大震災以前は備蓄は3日分って言われていた。ところが一度あれだけ大きな災害が起こると、電気の復旧に1週間はかかるということがわかった。だから内閣府も含めて電気の復旧には1週間かかると考えたほうがいいとの結論になったわけ。東京都の被害想定でも電力復旧には6日間としています。そうしたところから現在では被災物資の備蓄は1週間分が基本になったわけなんです」(渡辺氏)

 熊本地震の際、電力が完全に復旧したのは発災から5日後だった。こうしたところからも渡辺氏の指摘が正しいことがわかる。

「被災後の生活を支えるのはやっぱり電力。でも電気は備蓄ができない。もし自家用車で電気の備蓄や発電することが実現できれば、停電になっても恐くないわけですよ。あとは家がちゃんと住める状態なら、避難所などに行かなくても生活できる。もっと極限で考えると熊本地震では余震が恐くて、車中避難が多かったですね。車中避難する場合でもこの車の中で100ボルトの電気が使えますから炊飯器でご飯を炊いたり、電気毛布で暖を取ったり、それこそパソコンで情報の収集・発信も可能になったり、車中避難も全然怖くない。これを可能した車がアウトランダーPHEVなんです。岐阜の体験談がなによりこれを証明している。私が防災・危機管理ジャーナリストとしてこの車に興味を持つのはそうした能力があるからなんです」(渡辺氏)

 写真左はアウトランダーPHEVから家の中にコードを引き入れ、電気スタンドを使っている様子。写真右は同じようにお風呂場の明かりを灯した様子だ。

コメント4件コメント/レビュー

この車を所有しています。使用してみて、普段の低燃費はもちろん、有事の際は最低1週間前後は電気を供給できるシステムは 保険として投資しました。あと、真夏にエンジンを始動せず、エアコンを5〜6時間使用することができます。真夏の被災時でも上手に使うことで最低限快適な環境を得ることが出来るスーパーなクルマですね。(2017/06/17 21:04)

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「アウトランダーがあれば災害時も1週間は安心!」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

この車を所有しています。使用してみて、普段の低燃費はもちろん、有事の際は最低1週間前後は電気を供給できるシステムは 保険として投資しました。あと、真夏にエンジンを始動せず、エアコンを5〜6時間使用することができます。真夏の被災時でも上手に使うことで最低限快適な環境を得ることが出来るスーパーなクルマですね。(2017/06/17 21:04)

防災記事に共通して言えることだがどうしてトイレの事を書かないのか実に不思議。
人間は水を三日飲まないと死ぬと言われています。
ですから災害時に瓦礫の下敷きになった人の生存率が72時間を超えると急激に下がるのはこの為です。
食料は乳幼児などを除き成人であれば一週間程度は食べなくても死ぬことは稀です。
しかしトイレは一日行かなかったら急性尿毒症を発症して死にます。
普通は死ぬ前に失禁します。
大も同じです。
どんなことをしても大は一日に一回、小は数回は出さないとどうにもなりません。
大規模災害時に停電と断水は当たり前です。
都市部でトイレが担保されなかったらその防災計画は絵に描いた餅ではありませんか?
現在の日本は余程の僻地に行かない限り水洗トイレが当たり前になっています。
この水が断水時には停まります。
それをどうするかを一切書かないのはどうかと思います。
普通の生活をしていると人は一日に一人当たりで270リットルの水を使うと言われています。
こういう数字を知らないのは防災の素人だと思いますが、違いますか?(2017/06/16 17:45)

アウトランダーPHEVが凄いんだと言うステマ?宣伝?は理解できました。
ただ、三菱自動車の企業体質から現状では三菱車を買う気にはなれません。
三菱車を買う気になるかどうかは、近々にある(筈の)フェル氏のインタビュー次第です。

現在、防災上で一番役に立つ車は所謂キャンピングカーではないでしょうか。
そちらの現状もレポートしてください。(2017/06/16 16:19)

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三品 和広 神戸大学教授