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リアルな被災体験を提供も鬼は納得せず

防災学習施設『そなエリア東京』を体験(後編)

2017年8月18日(金)

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そなエリア東京スタッフリーダーの澤善裕氏(右)と“防災の鬼”こと渡辺実氏

夏休み企画として防災体験学習施設『そなエリア東京』にやってきた“防災の鬼”渡辺実氏(前編の様子はこちら)。施設内には今後想定される首都直下地震によって破壊された街を再現したジオラマを使ったシミュレーション施設『東京直下72h TOUR』がある。リアルなジオラマは度重なる災害体験をもとに作られており、兵庫県にある「人と防災未来センター」(神戸市)と共に地震国・日本ならではの世界でも類を見ない施設である。後編はその東京直下72h TOUR体験からご覧いただく。

 『東京直下72h TOUR』はそなエリア東京の目玉施設だ。一人ひとりに貸し出されるタブレットを手に、スタッフに従いながら被災地の疑似体験をする。事前の予約は不要(30人以上の団体は要予約)で、料金もかからないから安心だ。

スタッフの説明に耳を傾ける渡辺氏

 配られたタブレットを操りながらガイドの解説に耳を傾ける渡辺実氏。ツアーの最中、タブレットには各ポイントで72時間を生き延びるためのクイズが出題され、最終的に生き残りの可能性が点数として表示される。

 大きくカテゴライズすれば体験アトラクションなのだが、遊びの要素はあまりない。災害に真摯に向き合った体験施設といえる。

 東京都下のとある駅ビル。季節は12月。時間は午後6時前後。体験者は10階のシネマステーションで映画を鑑賞し、帰宅するという設定だ。

エレベーターでの閉じ込めをしばし体験

 エレベーターに乗り込み、1階のボタンを押す。「ようこそ、このエレベーターは1階までまいります」のアナウンス。その直後、首都直下の大地震が発生する。

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「渡辺実のぶらり防災・危機管理」のバックナンバー

一覧

「リアルな被災体験を提供も鬼は納得せず」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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