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福島第二原発は原発安全管理の実験場だった

3.11から4年半経った原発施設に潜入(3)

2015年11月4日(水)

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福島第二原子力発電所に並ぶ四つの原子炉。もちろん、現在はすべて停止している

 九州の川内原発の再稼働に始まり、これまで停止しているその他の幾つかの原発についても再稼働の秒読みが始まっている。そうした中、前回は東京電力福島第一原子力発電所(イチエフ)の現状についてお伝えした(前編はこちら、後編はこちら)。これに続き今回は福島第二原子力発電所(二エフ)の現状をリポートする。

 しかしどうして「ぶら防」が続けて福島原発を取り上げるのか、その理由を“防災の鬼”渡辺実氏はこう語る。

 「もしこれがテレビなら『同じような企画だから』ってことで先送りになるでしょうが、我々“チームぶら防”はあえてイチエフとニエフの現状を続けてお伝えする。2つの施設はある意味で双子のような存在。しかし被害の有様は全く違う。『同じDNAを持つ双子に“環境”がどのような影響を与えるのか』を観察することに意義があるように、イチエフとニエフを並べて検証することで、被害の様相が立体的に見えてくると思っているんだよ」

 まずはニエフの概要についておさらいしておく。

福島第二原子力発電所を上からのぞく

 グーグルマップなどで確認すれば分かる通り、ニエフは森といっていいほどの豊富な緑に取り囲まれている。施設の広さは1.5平方キロメートル、東京ドーム約32個分だ。ちなみにイチエフは東京ドーム約72個分の大きさがある。

 イチエフには1~6号機まで6つの原子炉があるが、ニエフは1~4号機までの4つだ。ただ、イチエフは各原子炉の電気出力が46万キロワットから110万キロワットとバラツキがあるが、ニエフは4機すべてが110万キロワットである。

 運転開始の時期はイチエフが1970年の前半から終わりにかけて順次スタートしたのに対し、ニエフはその約10年後にスタートしている。

 こうした様々な違いはあるものの、2つの原発は同じ福島県内にあり、直線距離にして12キロメートルしか離れていない。また同じ太平洋に面しており、地震と津波の被害をモロに受ける施設であったことは3.11の被害を考えるうえで重要である。

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「渡辺実のぶらり防災・危機管理」のバックナンバー

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「福島第二原発は原発安全管理の実験場だった」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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