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提言!災害関連死削減にトレーラーハウス活用を

備えあれば憂いなし、ここから国が動く

2016年11月17日(木)

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今回のシンポジウム開催の立役者であるタレントで河口湖自然楽校校長の清水国明氏(右)と“防災の鬼”渡辺実氏

2016年11月5日(土)~6日(日)、富士河口湖町小立の「清水国明の森と湖の楽園」で「トレーラーハウス被災地活用シンポジウム2016」が開催された。実行委員長はタレントで河口湖自然楽校校長の清水国明氏。そして総合プロデューサーは“防災の鬼”渡辺実氏である。全国から80人余りが参加し、トレーラーハウスの被災地活用の現状と課題が話し合われた。

 澄み渡る空に富士山の姿がくっきりと浮かび上がる11月5日、富士河口湖の「清水国明の森と湖の楽園」に全国から参加者が集った。

 2回の震度7の揺れが熊本県益城町を襲ってから半年が過ぎ、被害が全国に与えた衝撃は薄れていきつつある。“防災の鬼”渡辺実氏は言う。

 「日本人は、国民も行政も喉元過ぎれば熱さをすぐに忘れてしまう。1995年の阪神・淡路大震災から20年以上が経過したが、被災者へのケアには大きな進歩がない。特に避難所や仮設住宅の劣悪な環境たるや根本的に進歩していなと言っても過言ではない。トレーラーハウスの被災地活用については、国や自治体に対してこれまで何度も提案してきたのだけど、まるで進展がなかった。あきらめかけていた今年、やっと現実のムーブメントが起こり始めているのです」

 熊本県益城町は、日本ではじめて国からの補助を受けトレーラーハウスを活用した「福祉避難所」を開設した。

 「これは小さな一歩だけど、未来へ向けた大きな一歩でもある」

 最近の渡辺氏の口癖だ。

 この一歩を無駄にすることなく、二歩、三歩と確実に進めていくため、シンポジウムを開催し、積極的な議論の場を作っていこうと、前回の“ぶら防”の取材(「トレーラーハウスの被災地活用、熊本の次は?」参照)をきっかけに新たな奮闘が始まった。そして今回、「トレーラーハウス被災地活用シンポジウム2016」の開催が実現した。

 パネリストは以下の通り。

  • 丸山伸二氏(熊本県益城町 災害対策本部 避難所対策チーム)
  • 原田英世氏(一般社団法人日本RV輸入協会会長)
  • 小田貞利氏(山口県周防大島町 町議会議員)
  • 清水国明氏(河口湖自然楽校校長)
  • 渡辺実氏(コーディネーター/防災・危機管理ジャーナリスト)
左から渡辺実氏、清水国明氏、丸山伸二氏、原田英世氏、小田貞利氏

コメント3件コメント/レビュー

 トレーラーハウスの活用、賛成です。
 本来は国や自治体が動くべきなのですが、それをすぐに期待するのは、日本では無理です。
 民間でやるなら、善意に頼ることも現段階では必要ですが、一番大事なのは資金を集めることです。
 「福祉避難所」の話に逆行してしまいますが、会員権みたいなものを作って、それを持っている人は災害時に優先的に使えるというのはどうでしょう?保険のようなものです。平時にお金を払うのには抵抗がある人が多いと思いますが、河口湖に遊びに行ってトレーラーハウスに1泊したら会員、みたいなのであれば、私はすぐにでも行きたいです。
 因みに私は、ワンボックス車を持っていますので「災害時は車の中で」くらいに思っていたのですが、子供ができてから、いろいろ考えるようになりました。(2016/11/17 16:55)

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「提言!災害関連死削減にトレーラーハウス活用を」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 トレーラーハウスの活用、賛成です。
 本来は国や自治体が動くべきなのですが、それをすぐに期待するのは、日本では無理です。
 民間でやるなら、善意に頼ることも現段階では必要ですが、一番大事なのは資金を集めることです。
 「福祉避難所」の話に逆行してしまいますが、会員権みたいなものを作って、それを持っている人は災害時に優先的に使えるというのはどうでしょう?保険のようなものです。平時にお金を払うのには抵抗がある人が多いと思いますが、河口湖に遊びに行ってトレーラーハウスに1泊したら会員、みたいなのであれば、私はすぐにでも行きたいです。
 因みに私は、ワンボックス車を持っていますので「災害時は車の中で」くらいに思っていたのですが、子供ができてから、いろいろ考えるようになりました。(2016/11/17 16:55)

 トレーラーハウスへの世間の関心を高めるために、2020東京五輪の選手村に、トレーラーハウスの活用を提言しては如何?
 例え、宮城県で大会の一部(ボート競技、野球・ソフト)を行う際、大会期間中にトレーラーハウスを集めるだけで選手村ができれば、コストダウンにつながるかも。トレーラーハウスに慣れ親しんでいる欧米のアスリートからは、好評を博すかも。(2016/11/17 14:24)

自衛隊の官舎もトレーラーハウス化して、災害時には丸ごと移動する、とか。(2016/11/17 10:34)

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