• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

円高=株安は正しくない

ポイントは金利、世界経済とリスク許容度

2016年8月25日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 日本では「業績や株価は為替次第」が常識です。現在の安倍晋三政権にとっても、為替レートは重要な政策テーマになっています。2012年末の政権発足から15年半ばにかけては1ドル=125円まで円安が進み称賛を浴びました。しかしその後は円高に転換、足元は1ドル=100円割れ寸前となり、金融市場は「大変だ、大変だ」の大合唱です。

(図表1)円の対ドルレートの推移(週次)
出所:ブルームバーグより大和住銀投信投資顧問作成

 しかし、実際には円高が業績や株式に与える影響はそれ程大きくありません。悪影響は誇張されています。それだけではありません。日本では常識となっている「自国通貨高=株安」は世界的には間違いといってよいものです。円高に対するこうした誤った思い込みは、市場や政策に大きな悪影響を与えています。今回と次回は円高に対する誤った思い込みとその影響について説明します。

世界の常識は「自国通貨高=株高」

 まず、なぜ「通貨高=株高」が間違いなのか。理由は簡単です。世界的には「通貨高=株高」の国が圧倒的に多いためです。

(図表2)円の対ドルレートとTOPIX(月次、2005-15年)
出所:ブルームバーグより大和住銀投信投資顧問作成

 まず日本について東証株価指数(TOPIX)と円の対ドルレートの関係を見てみます。2005年以降の両者の動きを見ると、2005年や2013~14年のように円安の時は株高。2007~08年のように円高の時は株安となっています。円と日本株は逆相関の関係にあり、日本については「自国通貨安=株高」といえそうです。

(図表3)韓国ウォンの対ドルレートとKOSPI(月次、2005-15年)
出所:ブルームバーグより大和住銀投信投資顧問作成

 しかし、日本以外ではそうではありません。例えば韓国です。日本同様に輸出企業が多いとのイメージなので、ウォン高は韓国株にマイナスと考えてしまいそうですが、事実は逆です。ウォンと韓国株は強い順相関の関係にあります。

コメント8件コメント/レビュー

真面目に説明をされるおつもりなら韓国以外にも3~5か国くらいは例を出されるべきだったと思います。
正しくなくともその考え方が支配的なら実際に経済に影響を与えうるわけで、
いくら「正しくない」としてもそれをタイトルにつけてしまうのは印象が悪いです。(2016/08/25 14:45)

「政治と市場の“正しい”見方」のバックナンバー

一覧

「円高=株安は正しくない」の著者

門司 総一郎

門司 総一郎(もんじ・そういちろう)

大和住銀投信投資顧問/経済調査部部長

アジア株ファンドマネージャー、チーフストラテジスト、投資戦略部長などを経て、2014年より経済調査部部長。 同社ホームページに「市場のここに注目」を掲載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

真面目に説明をされるおつもりなら韓国以外にも3~5か国くらいは例を出されるべきだったと思います。
正しくなくともその考え方が支配的なら実際に経済に影響を与えうるわけで、
いくら「正しくない」としてもそれをタイトルにつけてしまうのは印象が悪いです。(2016/08/25 14:45)

頭の弱い人がだだをこねているような文章にしか読めない。どうあろう円高=株安になるのはこれまでの歴史を見ても自明の理である。通貨高=株安は正しくないことが多いのかも知れないが、円高=株安であることは世界のファンドマネージャーの常識ではなかろうか?文章の内容がなさ過ぎる。(2016/08/25 12:37)

腑に落ちる話でした。私は以前から、物価上昇率を目標とする金融政策は原因と結果が逆では?と考えていました。このお話もそれと同じで、現在の経済や金融の理論と呼ばれるものの稚拙さを指摘していると思います。因果関係が逆であるということは、それは理論ではなく、単なる結果論で、過去の事象に理屈はつけられても、未来を予測することはできません。その意味でこの記事で言おうとしていることは、物事の因果関係が適応条件と共に語られている点で、理論に一歩近づいている印象です。是非、理論確立してほしいと思いました。(2016/08/25 12:06)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

店長や売り場主任などの管理職は、パートを含む社員の声を吸い上げて戦略を立てることが重要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長