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香港吉野家「福島産は使ってない」が生んだ懸念

2015年10月16日(金)

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 香港の吉野家が福島県産の食材を使用していると現地のネット上で噂が広まりました。これに対して香港吉野家は非難の声明を出します。「私たちは憤怒している。福島の米と野菜は一切使っていない」と。

 デマに対して事実で反論することには何の問題もありませんが、その表現から福島県産の食材を自分たち自身も否定的に見ているかのような印象を与えており、現地法人と言えども日本人にとっては逆の意味で衝撃的です。

 ところが情報を追っていけばいくほど、別の問題点が見えてきましたので、今回はこのテーマについて、いつものように動画を見ながら、考えてみたいと思います。

 ネット動画はアイデアの宝庫、それでは今週もいってみましょう。

「福島産は使っていない」の衝撃

 何があったのか、簡単に整理しておきましょう。

 ・香港で吉野家をフランチャイズ展開する香港吉野家が10月12日、フェイスブックの公式ページで「香港の吉野家では福島県産の米と野菜は一切使っていない」とする声明を発表した。

 ・これは「香港吉野家が福島の農業再生のため福島県産の米を使用している」等という現地SNSで広まっていた噂に対する反論で、「悪意のある中傷だ」として警察に通報したという。

 ・また香港吉野家は、実際に使用している米は中国・黒龍江省の黒土土壌で栽培した「日式珍珠米」、牛肉は米国産であるとして、すべての食材について厳格な品質管理を行っていると強調している

 その表現はまるで、福島県産なんて使う訳がないだろうとでも言うかのような強く否定的な雰囲気を漂わせるものですから、衝撃を受けた人も少なくないだろうと思います。

 そしてこの時、日本人であれば多かれ少なかれ疑問を抱くのではないかと思うのです。

 「そんな言い方、ないんじゃないの?」と。

 「現地法人であれ、吉野家なのに、どういうこと?」と。

 ところが、調べていくと、驚きはさらに続くことになります。

 まずは、この動画をご覧ください。

「福島産なし、安全食材」 香港で吉野家がポスター

 実はこれ、2014年3月のニュース動画です。香港吉野家は、2014年にも「福島の米を一切使っていません」というポスターを店頭に張り出してニュースになっています。

 今回と同様、ネット上の噂に対する利用客の懸念払拭を目的としたものとされているのですが、この時は、日本の吉野家ホールディングス(HD)が香港吉野家にポスター撤去を要求し、日本から社員を現地に派遣して撤去を確認するなどの対応が報じられています。

 と、ここで疑問が生まれるのです。それは、なぜ同じデマが広がるかということよりも、吉野家ではなぜ現地法人との間で、摩擦を生むような対応が繰り返されるのか、ということです。

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「香港吉野家「福島産は使ってない」が生んだ懸念」の著者

鶴野 充茂

鶴野 充茂(つるの・みつしげ)

ビーンスター株式会社 代表取締役

コミュニケーションの専門家として幅広く活躍。リーダーに効果的な伝え方をアドバイスするほか、全国規模のPRプロジェクトに携わる。著書は30万部超のベストセラー「頭のいい説明すぐできるコツ」など二十数冊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授