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トランプ躍進に見る米国人の「復活」願望

2016年1月5日(火)

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2015年12月15日、米国の大統領選で、共和党候補の指名争いを繰り広げる元神経外科医のベン・カーソン氏(左)と不動産王ドナルド・トランプ氏(右) (写真=AP/アフロ)

 米国の共和党大統領候補指名争いで、不動産王ドナルド・トランプ氏の独走状態が長く続いてきた。イスラム教徒の米国への入国を禁止すべきだという発言が物議をかもした後、トランプ氏の支持率はむしろ上昇。モンマス大学が昨年12月14日に発表した調査結果では共和党内での支持率が41%に達し、同党の候補者で初めて4割を超えた。経済問題ではなくテロに対する不安が米国民にとって現在は最大の関心事になっているのが原因だと説明されている。

 2位に付けたのは、草の根の保守派運動「ティーパーティー(茶会)」に加え、キリスト教右派にも支持を広げているテッド・クルーズ上院議員(14%)。3位はマルコ・ルビオ上院議員(10%)。ともに40歳代のクルーズ氏かルビオ氏のどちらかが最終的に共和党の指名争いで勝つだろうという見方が専門家の間では根強い。経歴詐称などが問題視された元神経外科医のベン・カーソン氏はこの調査では9%にとどまり、4位に沈んだ。

 米ワシントンポストとABCテレビが共同実施して昨年12月15日に結果を発表した世論調査では、トランプ氏の支持率が38%に上昇。クルーズ氏は15%で4位から2位に浮上した。

クルーズ氏とトランプ氏がデッドヒート

 もっとも、大統領候補指名争いの皮切りとなる党員集会が2月1日に開かれるアイオワ州では、クルーズ氏がトランプ氏とのデッドヒートを繰り広げている。アイオワ州の地元有力紙が昨年12月7~10日に実施した州内の世論調査では、クルーズ氏が31%の支持を集め、トランプ氏の21%を上回った。

 過去の事例から、アイオワ州やニューハンプシャー州といった序盤の戦いで勝利するかそれなりの健闘を示さないと、支持率が急速に下がって、選挙戦からの撤退を余儀なくされる可能性がある。

 筆者を含む多くの日本人にとり、まさに予想外の「トランプ現象」。市場関係者の間では「トランプ・リスク」がささやかれ始めている。過激な発言で知られるトランプ氏が核のボタンを握ることになるようだと何が起こるのか予想がつかないというわけだ。

 では、型破りの発言を連発するトランプ氏を少なからぬ米国人が支持しているのはなぜだろうか。

コメント8件コメント/レビュー

私はトランプ氏をアメリカの橋下徹と呼んでいます。根拠もなく大きなこと言い、平気で嘘やごまかした数字で自分の主張を補強します。観客受けする発言が得意ですが、実行する能力は伴わない。
▽トランプ氏の支持者は大卒では低いとの調査があるそうですが、結局発する政策にどれだけ責任をもって発言しているかを見極めれない人が多くなったということではないでしょうか。このあたり、ネットで安易に情報が手に入るようになって、自分たちの知的レベルを勘違いする人が増えたのかもしれません。(2016/01/05 22:15)

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「トランプ躍進に見る米国人の「復活」願望」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

私はトランプ氏をアメリカの橋下徹と呼んでいます。根拠もなく大きなこと言い、平気で嘘やごまかした数字で自分の主張を補強します。観客受けする発言が得意ですが、実行する能力は伴わない。
▽トランプ氏の支持者は大卒では低いとの調査があるそうですが、結局発する政策にどれだけ責任をもって発言しているかを見極めれない人が多くなったということではないでしょうか。このあたり、ネットで安易に情報が手に入るようになって、自分たちの知的レベルを勘違いする人が増えたのかもしれません。(2016/01/05 22:15)

3番目のコメントにもあったが、当初トランプ氏を泡沫候補とみていた解説者の方々は、自分の認識のどこがずれていたのかを分析してそれを明らかにしてから予想を更新してほしい。でないと「また外す」方に賭けたくなる。
この筆者も『欧州では統合の動きが進んだ。』と書いているのを読むに、アンチ・グローバリズムの流れを見ていない様に思える。(2016/01/05 19:25)

比べるのも何なんですが、当時の現政権を散々こき下ろし、国民に夢物語を語って日本の民主党が政権を奪取したあとのような無様なことにならなければいいなと思います。
誰が選ばれるかは米国民の手にあるのは当たり前ですが、その行方は日本どころか世界に多大な影響が及ぶのだから、注視するのは当然の事でしょう。(2016/01/05 16:00)

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三品 和広 神戸大学教授