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共和党本流が推す三人衆はトランプを駆逐するか

2016年1月21日(木)

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米共和党の大統領に名乗りを挙げた面々。左から2番目がクリス・クリスティ・ニュージャージー州知事、3番目がマルコ・ルビオ上院議員、一番右がジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(写真:ロイター/アフロ)

いよいよ2月1日から、米大統領選が予備選に突入します。皮切りはアイオワ州の党員集会。「トランプ旋風」は衰えるどころか、勢いを増しているようですね。

高濱:イスラム過激派「イスラム国」(IS)のテロや北朝鮮の「水爆」実験などに対して、米国の一般大衆は憤りをあらわにしています。不動産王のドナルド・トランプ氏はこうした大衆の怒りをストレートに代弁して拍手を浴びています。それゆえ各種世論調査で高い支持率を維持しているのです。政策云々よりも、言っていることに賛同を得ているのです。

 これが党員集会や予備選での投票行動にどう表れるのか、多くの選挙専門家が注目しています。

 トランプと同じ層から支持を得ているのが超保守のテッド・クルーズ氏です。こちらはテキサス州選出の1年生上院議員。米プリンストン大と米ハーバードを卒業したキューバ系弁護士(キューバ移民の父親と米国人の母親との間に生まれた)。連邦裁判所で働いたこともあるインテリです。

 1月14日に行われたテレビ討論会でも、トランプ氏とクルーズ氏が目立ちました。

両者はその討論会でかなり激しくやり合いましたね。

高濱:トランプ氏はクルーズ氏がカナダで生まれたことをとらえて、「米国内で生まれていないものは大統領選に出る資格はない」とし、裁判所に提訴すると息巻いています。

 これに対して、クルーズ氏は「ちょうどいい機会だから言っておく。両親のどちらかが米国籍であれば生まれた子供はどこで生まれようとも米国籍を得られるというのが米法曹界の従来からの憲法解釈だ」とやり返しています。

 米憲法は、「natural-born citizen」(出生によって米市民権を有する市民)でなければ大統領になれないと定めています。つまり両親のどちらかが米国籍を持っていれば、世界中どこで生まれても米国民になれるという条文です。

 08年にはパナマ生まれのジョン・マケイン上院議員が共和党大統領候補に指名されました。このことから見てもクルーズの主張は法的に正しいのですが、「natural-born citizen」の定義を巡って法曹界で異論があることも事実です。

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「共和党本流が推す三人衆はトランプを駆逐するか」の著者

高濱 賛

高濱 賛(たかはま・たとう)

在米ジャーナリスト

米政治・経済・社会情勢を日本に発信している。1969年、米カリフォルニア大学卒業、読売新聞社に入社。米特派員、総理官邸・外務省担当キャップ、デスクを経て、調査研究本部主任研究員。98年からUCバークレー校上級研究員。同年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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