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すべてはセンターポールに日の丸を掲げるために

亡き友の思いと寅さんの名台詞を胸に、リオ五輪に挑む

2016年6月29日(水)

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(写真:中西祐介/アフロスポーツ)

 この4年間、「センターポールに日の丸を」という決意の下、目指してきたリオデジャネイロ五輪の開幕まで1カ月余りとなりました。現在は、男子個人メドレー代表の萩野公介、女子バタフライ代表の星奈津美、女子自由形代表の内田美希らとヨーロッパでレースと合宿を重ねながら、コンディションを上げ、そのままリオに入る予定です。萩野は6月上旬にフランス・カネで行われた欧州グランプリで計5種目に出場、400m個人メドレーで優勝するなどタフな泳ぎを見せてくれました。同じく欧州グランプリのバルセロナ大会では、星が200mバタフライで優勝し、調子を上げてきています。

「史上最多11個」を超えて

 代表ヘッドコーチとして臨んだ前回のロンドン五輪では銀メダル3個、銅メダル8個、計11個のメダルを獲得することができました。史上最多のメダル獲得はひとえに代表選手たちの精進の賜物であり、とても誇らしく思っています。

 しかし、私の胸には金メダルを獲得できなかったという課題が残りました。「次こそは」。その決意を「センターポールに日の丸を」という言葉に込め、片時も忘れることなく日々を過ごしてきました。

 ロンドン五輪後は新たな役割も担うことになりました。日本代表ヘッドコーチを続けながら、2013年4月から東洋大学法学部の准教授となり、水泳部の監督に就任。昨年6月からは競泳委員長も兼務することになりました。

 新たな任務はそれぞれ、新たな学びの機会となりました。水泳の技術指導はプールで行いますが、すべての問題がプール内で解決するわけではありません。新たに集った「チーム平井」のメンバーも、様々な壁にぶつかりながら成長を続けています。思ったように調子が上がらない、結果が出ない、時にはプライベートな悩みも生じます。そうした様々な壁を乗り越えるヒントは案外、プール外の身近なところにあったりします。

 私も東洋大学で一般学生の水泳の授業を受け持って、新鮮な刺激がありました。例えば様々な学生たちとコミュニケーションをとるうちに、今の若者たちの考え方、ものの捉え方をいろいろと知ることができました。チーム平井のメンバーも、競技者であると同時に現代の若者です。どうも選手たちに自分の言葉が届いていないなと感じる場面で、ふと学生たちとのやり取りを思い出し、伝え方を少し変えてみたり。答えはプール内外、様々なところにあることを実感しています。

「「世界で勝てる人」を育てる~平井伯昌の流儀」のバックナンバー

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「すべてはセンターポールに日の丸を掲げるために」の著者

平井 伯昌

平井 伯昌(ひらい・のりまさ)

競泳日本代表ヘッドコーチ

北島康介、中村礼子、寺川綾、加藤ゆか、上田春佳を五輪メダリストに育てた競泳トップコーチ。リオ五輪でセンターポールに日の丸を掲げるべく、荻野公介、山口観弘らを指導中。東洋大学准教授、水泳部監督も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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