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成長の芽はギクシャクした対話の中に潜む

第18話 「叱る極意」その2

2015年11月2日(月)

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 前回から、フランスのカマルグ種の2歳半の新馬、ストーミーとのトレーニング(調教もどき)を通じて、私が学ばせてもらっている「叱る極意」について書いている。今回は最初に、前回の内容を「叱る極意」という視点で整理したいと思う。

 大きく以下の三つのポイントがあると思う。

1)タイミング:相手が反抗する動作をしたらすぐに叱ること。そのタイミングが早ければ早いほど良い。もっというと、反抗的な動作をする少し前に指示を出すのがベスト。(相手が反抗したいという気持ちが湧く少し前に指示を出す。)

2)グラデーション:「叱る」表現方法は、できる限り多様であることが望ましい。環境、状況に応じ、毎回違うというくらい多様であるのがベスト。

3)本気度:「気」のようなもの。技術を超えた次元の何か。魂レベルのもの。

 春から夏にかけてのトレーニングで、私の叱るタイミングや表現のグラデーションといった部分は、僅かではあるが進歩している実感があり、ストーミーの反応をみても、「まあアリ、かな?」などと勝手に思っていた矢先のこと。

 再び、ゼロから考えなおさねばならないような事態がおこった。

 ストーミーが、新たな反抗の方法を発見したのだ。

 私が少しでも強い調子で指示を出すと、私のほうを向いて立ち止まるようになってしまったのだ。

 「ええええ!困るよ」

 立ち止まられると、静から動へ動かすためにより大きなパワーが必要となるし、お見合い状態になると、進行方向が互いに塞がれて、「前へ進む」というミッションに対して構造が崩れて、対立状態に入ってしまう。これまでのように外側へ走って逃げる、いたずらを仕掛ける、といった反抗は動きが止まらないし、方向性もずれただけなので、修正するのがまだ楽だ。

 その昔、立ち上がり始めていたプロジェクト(チーム)が突然、会社の方針変更で目標を見失ってしまい、一旦凍結されたときの何ともいえない嫌な感覚が蘇った。動き出してからの停止はマイナスですらある。今、ストーミーと私は同じ状況だ。

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「成長の芽はギクシャクした対話の中に潜む」の著者

小日向 素子

小日向 素子(こびなた・もとこ)

株式会社コース代表

大手通信企業、外資系IT系企業等でマーケティングを担当。2009年独立。2010年からブックラウンジココロウタ主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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