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クリエーティブ人材の土着化で東京は輝く

東京を世界最先端のクリエーティブシティにするには(後編)

2016年2月19日(金)

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 21世紀は都市間競争の時代だ。2020年東京五輪に向けて都市の改造や再開発が進む中、東京が世界で最も魅力的な「グローバル都市TOKYO」に進化するにはどうすればいいのか。2020年以降を見据えて「TOKYO」の持続的発展と課題解決に向けた具体的な提言を続けてきた(詳細は「NeXTOKYO Project」)。

 TOKYOの進化の方向性を、NeXTOKYOメンバーである各界のキーパーソンと語り、未来へのヒントを探る。今回は、デザインエンジニアリングという新たなもの作りの手法に挑戦する「takram design engineering」の田川欣哉氏。東京のクリエーティブ産業を活性化させるには何が必要なのか。聞き手はA.T.カーニー日本法人会長の梅澤高明(NeXTOKYOプロジェクト)、構成は宮本恵理子。

田川欣哉。takram design engineering代表。ハードウエア、ソフトウエアからインタラクティブアートまで、幅広い分野に精通するデザインエンジニア。日本語入力機器「tagtype」はニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定されている。2015年グッドデザイン金賞受賞。東京大学機械情報工学科卒業。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程修了。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート客員教授(取材日:2015年11月26日、撮影:竹井俊晴)

前編では、イギリスは1990年代から、クリエーティブ産業振興策が進み、市場も成長し、雇用も生んだということでした(詳細は「「デザインエンジニアリング」で街をつくる?」)。日本もゲーム産業が発達していて、「iモード」も生み出したりするなど、ソフトウエアの高い技術を持つ人材が相当いるはずです。ロンドンとの違いは何でしょう。

田川:おそらく、日本でソフトウエアに従事しているエンジニアの大半は、自分自身がクリエーティブの領域に疎いと思っているのではないかと思います。仮に、自分が扱っているソフトウエアがゲームやコンテンツなどクリエーティブ産業に直接的に属しているものだとしても、そのような傾向があるのではないでしょうか。もちろん若い世代には変化が見られますが。

原因は何でしょう。

田川:教育の影響も大きいと思います。工学部などでの理系教育では、技術を人の生活や文化とつなげる人文的な要素をあまり教えてきませんでした。エンジニアがライフスタイルに関心を持つきっかけがもっと必要なのかもしれません。

つまり技術のスペックと信頼性の話ばかりしてきた、と。

田川:IT革命以降、商品やサービスの競争軸は「スペック」から「エクスペリエンス(体験)」にシフトしていますが、日本の主力産業は、まだそれを咀嚼しきれていない。「クール・ジャパン」の議論でも、その部分を強化する必要があると思っています。テクノロジーとクリエーティブの両方を同じレベルで語れる方がもっと増えるといいなと思っています。

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「クリエーティブ人材の土着化で東京は輝く」の著者

梅澤 高明

梅澤 高明(うめざわ・たかあき)

A.T. カーニー 日本法人会長

戦略・マーケティング・組織等のテーマで企業経営を支援。著書に「グローバルエリートの仕事作法」「最強のシナリオプランニング」。テレビ東京WBSコメンテーター。クールジャパン関連委員会の委員を歴任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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