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「渋谷論」は「東京論」であり「日本論」

カフェ・カンパニー楠本修二郎社長が見る渋谷と東京(後編)

2015年12月16日(水)

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 21世紀は都市間競争の時代だ。2020年東京五輪に向けて都市の改造や再開発が進むなか、東京が「世界で最も魅力的なグローバル都市TOKYO」に進化するにはどうすればいいのか。本コラムでは、2020年以降を見据えて「TOKYO」の持続的発展と課題解決に向けた具体的な提言を続けてきた(詳細は「NeXTOKYO Project」)。

 TOKYOの進化の方向性を、NeXTOKYOメンバーである各界のキーマンと語り、未来へのヒントを探る。今回はカフェ・カンパニー代表の楠本修二郎氏。東京・原宿のキャットストリート開発に携わり、現在はカフェ・カンパニー社長として「WIRED CAFE」をはじめとする約90の飲食店を展開している。彼が見る東京の渋谷、原宿エリアの魅力とは何か。そして渋谷をより活性化させるには何が必要なのか。聞き手はA.T.カーニー日本法人会長の梅澤高明(NeXTOKYOプロジェクト)、構成は宮本恵理子。

カフェ・カンパニー社長。早稲田大学政治経済学部卒業。リクルートコスモスを経て、大前研一事務所入社。平成維新の会事務局長に就任する。2001年、現カフェ・カンパニーを設立し、社長に就任。“コミュニティーの創造”をテーマに約90店を運営するほか、商業施設などのプロデュースを手がける。2010年からはクールジャパン関係の政府委員を歴任。一般社団法人東の食の会や、東京発の収穫祭「東京ハーヴェスト」を立ち上げ代表理事を務める(撮影:竹井 俊晴、ほかも同じ)

前回は、渋谷の魅力と活性化についてのアイデアを伺いました。楠本さんはこれから、渋谷をどんな街にしたいと考えていますか。

楠本前回話したように、渋谷の「たまる街」というポテンシャルを前提にすれば、「都市の生物多様性」というケーススタディをつくっていきたいですね。

 渋谷については、「若者の街なのか、大人の街なのか」「ビジネスの街にするのか、クリエーティブの街にするのか」という二極論がずっと繰り返されています。けれど僕は「どっちもでいいじゃないか」という立場です。

 多様性によるイノベーションが起こせるのが渋谷の可能性じゃないですか。渋谷は丸の内を目指さなくていい。

日本で最も時価総額の大きいベンチャー企業のいくつかが、渋谷を本拠地にしているというのも理由があるのでしょうね。

楠本:DeNAやサイバーエージェントは、ITの基礎技術というよりは、クリエーティブの力で伸びてきています。そういう点では、シリコンバレー的な企業ですよね。

 今はソーシャルベンチャー系も渋谷発信の企業が目立ちます。僕が表参道で始めた「246COMMON」(現在は「COMMUNE246」にバージョンアップして営業中)や「自由大学」という試みは、大企業も個人クリエーターも混ぜこぜに、未来に向けて実験的なことを進めようというものです。それも渋谷という環境だからできると感じています。

街全体がオープン・イノベーション・ラボになっているようですね。化学反応が起きる触媒になっている。 

楠本:まさにそうです。そういう意味で、「渋谷という谷底の中でいろんな人種が交わる」ことを最も象徴的に表しているのがスクランブル交差点なんです。

 わずか30秒ですが、360度方向から一気に交わる人、人、人。けれど、これまではそうやって絡まった人たちが向かう交流の場が近くにありませんでした。僕はその場を提供するのがこの店(スクランブル交差点の正面にあるビル「渋谷Q-FRONT」の6~7階の「SHELF67」内にオープンしたカフェ「WIRED TOKYO 1999」)だと考えています。

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「「渋谷論」は「東京論」であり「日本論」」の著者

梅澤 高明

梅澤 高明(うめざわ・たかあき)

A.T. カーニー 日本法人会長

戦略・マーケティング・組織等のテーマで企業経営を支援。著書に「グローバルエリートの仕事作法」「最強のシナリオプランニング」。テレビ東京WBSコメンテーター。クールジャパン関連委員会の委員を歴任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官