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「おもしろおかしく」を体現した経営者人生

堀場雅夫・堀場製作所最高顧問を悼む

2015年7月17日(金)

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7月14日、堀場製作所の創業者で、最高顧問の堀場雅夫氏が亡くなった。享年90歳。
終戦直後の1945年10月、京都帝国大学(現在の京都大学)在学中に、堀場無線研究所(現在の堀場製作所)を創業し、世界的な計測器メーカーに育て上げたことから、「学生ベンチャーの草分け」と称された。戦後70年の節目の年に、日本を代表する戦後起業家が70年の経営者人生を閉じたことに、強烈なラストメッセージを感じずにはいられない。長年、堀場氏を取材し続けた記者が振り返る。

「おもしろくおかしく」働ける会社づくり

写真:大亀京助

 工業用の計測器という、決して華があるとはいえない製品を作っているにもかかわらず、堀場製作所がよくメディアに登場するのは、堀場さんが確立したユニークな経営手法によるところが大きい。それは「おもしろくおかしく」という社是に象徴される。

 人間は自分が楽しいと感じることには時間を忘れて取り組み、高い成果を生み出す。だから経営とはつまるところ、社員がおもしろおかしく働けるようにすること――。

 今でこそ、「仕事を楽しむ」という感覚に違和感を覚える人は少ないが、堀場さんがこの社是を制定したのは、40年近く前の1978年。まだ土曜は半ドンの企業が多く、労働組合が完全週休2日制を獲得しようと躍起になっていた時代だ。

 人間らしい生活を送るためには、労働の負荷を軽減しなければならないと世間が唱えていたときに、「仕事は本来楽しいもの。社員が楽しく働けば働くほど、会社は伸びる」という真っ向から対立する価値観を掲げたものだから、役員も社員も取引先もこぞって「そんな馬鹿げた社是を作るな」と反対したという。

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「「おもしろおかしく」を体現した経営者人生」の著者

北方 雅人

北方 雅人(ほっぽう・まさと)

日経トップリーダー編集長

1991年一橋大学社会学部卒業後、日経BP社に入社。日経ベンチャー(現日経トップリーダー)、日経レストランなど経営誌の編集部を経て、2010年より日経トップリーダー副編集長。17年1月より現職。中小企業経営のスペシャリスト。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師