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人気社長が作った台湾最大の訪日客向けサイト

第24回 ジーリーメディアグループ 吉田皓一社長に聞く(前編)

2017年2月21日(火)

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日本のインバウンド市場が急拡大する中、台湾から2016年には400万人もの観光客が訪日した。その数は台湾人口の実に2割近くに上る。にもかかわらず、これまで台湾からの訪日客に特化した観光客向け総合メディアが存在しなかった。ジーリーメディアグループの吉田皓一社長は民放テレビ局の営業だったが、メディアビジネスに興味を持ち、独学で中国語を学んで、2013年に台湾・香港向けに絞り込んだ「ラーチーゴー」というポータルサイトを立ち上げた。すべてのコンテンツを現地出身の人材が作成し、ユーザー視点で情報を提供、今では月間 ユニークユーザー数が70万人という台湾・香港向けでは日本観光情報で最大のサイトとなった。どのような経緯でサイトを立ち上げたのか吉田社長に聞いた(聞き手は、トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長、斎藤祐馬氏、前回の記事はこちらをご覧ください)。

斎藤:「ラーチーゴー(樂吃購)」という台湾・香港向けに特化した訪日観光客用の情報サイトを運営していらっしゃるわけですが、どのようなメディアなのですか。

吉田:ラーチーゴー(樂吃購)とは、遊び、食事し、ショッピングを楽しむという意味です。現在、月間のユニークユーザー数は70万人あり、そのうち台湾が7割、香港が3割です。台湾では訪日客向けサイトとしては一番多く使われています。

斎藤:ユーザーは中華系の人すべてが対象ではないのですか。

吉田:台湾で話されている言葉は北京語、香港人は広東語なのですが、実は使っている文字は両国とも繁体字なのです。これに対して中国大陸では簡体字を使っています。台湾・香港とは文字も文法も言い回しも異なります。

1982年奈良県生まれ。防衛大学校を経て慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年に渡ってテレビCMの企画・セールスを担当したのち退職し、2013年ジーリーメディアグループ創業。HSK漢語水平考試(中国政府公認中国語試験)最高級所持(写真:菊池一郎)

斎藤:これまで台湾・香港だけにターゲットを絞り込んだ観光サイトはなかったわけですか。

吉田:ありませんでした。訪日観光客向けの英語サイトはありますが、欧米もアジアもすべてひとまとめで、しかも大半は日本語のコンテンツを翻訳しているだけです。台湾には英語が苦手な人が多いので、あまり利用されません。私達は十数名の現地出身のライターなどスタッフを抱え、台湾で求められる情報を現地の視点で提供しているので、台湾で支持されているのです。

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「人気社長が作った台湾最大の訪日客向けサイト」の著者

斎藤 祐馬

斎藤 祐馬(さいとう・ゆうま)

デロイト トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長

1983年愛媛県生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、2006年にトーマツに入社。2010年にベンチャーを支援するためにトーマツ ベンチャーサポート(現 デロイト トーマツ ベンチャーサポート)を事実上立ち上げた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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