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「フリーランス全国行脚ツアー」で地方を変える

第14回:ランサーズ 秋好陽介社長(下)

2016年2月23日(火)

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地方に住むフリーランスのデザイナーやシステムエンジニア、イラストレーターなどと、都会の大手企業からの仕事をマッチングさせるサービスを提供するランサーズ。東京・渋谷に本社を置きながらも、このところは地方創生の観点から、大きな役割を担うとの期待が高まっている。同社の秋好陽介社長と、ベンチャーの動向に詳しいトーマツ ベンチャーサポートの斎藤祐馬事業統括本部長に聞いた(前回の記事はこちらをご覧ください)。

斎藤:ところで、ランサーズはインフラを作っていくうえで、これをどれくらい各地方に根付かせていくつもりですか。前回は、山口県を中心にして頑張っている利用者の方々の話もありました。これからは、地方自治体とどのように組んでいくかということが課題となりませんか。

フリーランスを訪ねて47都道府県

秋好:そうなんです。実は、このところ47都道府県いろいろなところを回っています。

え、目的は?

フリーランスを訪ねて全国を回わっているという秋好陽介社長(写真:菊池一郎、以下同)

秋好:フリーランス全国行脚ツアーみたいなものです(笑)。

 最初に回り始めた意図は、やはり顔を見ないと分からないことと、地方のフリーランスの方は横のつながりが少ないんですよね。そこで、実際に会ってお話しして、東京のこと、地方のことをいろいろ話すわけです。そうすると、他人ごとと思っていたものが、自分にも関係があるんだなと気づいたり、あと自治体にも行って現地の方に仕事を提供する提携をしたりしています。

 また、2015年7月からは鹿児島の奄美市と一緒に奄美をフリーランスの島にするというプロジェクトを始めています。奄美市に行って我々がセミナーを開き、いろいろな仕事やノウハウを提供しました。奄美市もIT(情報技術)環境の整備などを進めて5カ年計画で、2020年までにフリーランスが200人住む町にするというところでKPI(重要業績評価指標)の設定をしています。

奄美市にとっても挑戦ですね。

秋好:もともと奄美市はベンチャーやITに理解があったんです。ただ、何をどう活用すればいいのか分からないという状況でした。そこで、我々のようなベンチャー企業が持っているアセットを使って、自治体を支援するという取り組みをスタートしたわけです。

斎藤:ベンチャーと自治体がつながるのは面白いですよね。今まではどちらかというと自治体がベンチャーを支援する形が主だった気がしますが、自治体の課題を解決するためにベンチャーが活躍するという新しい形になっています。

秋好:先ほどのチーム制の話じゃないですけど、あるベンチャーの単一のソリューションが地域の1つの課題を解決するという例はこれまでにもあったかもしれません。しかし、奄美の例で面白いのは、キラメックスというベンチャーが教育領域で活動し、我々が雇用での解決策を提案しています。それが結び付くと人材が教育されて、教育された人が実際に仕事を手にするという循環が生まれてくる。そうした2つ、3つの地域の課題を連携して解決できるという絵図が見え始めると自治体の人たちも、これは面白いね、と興味を持ち始めるんですね。

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「「フリーランス全国行脚ツアー」で地方を変える」の著者

斎藤 祐馬

斎藤 祐馬(さいとう・ゆうま)

デロイト トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長

1983年愛媛県生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、2006年にトーマツに入社。2010年にベンチャーを支援するためにトーマツ ベンチャーサポート(現 デロイト トーマツ ベンチャーサポート)を事実上立ち上げた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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