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節水には社会を変える力がある

第17回:DG TAKANO 高野雅彰社長 (下)

2016年5月17日(火)

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東大阪市にある金属加工ベンチャー、DG TAKANOの高野雅彰社長は、独学でNC旋盤加工機のプログラミング技術などを学び、節水ノズル「Bubble90」を開発した。当初は、コスト削減効果をアピールしてきたが、ファンからのハガキなどで、節水という技術の社会性を評価する声を聞き、製品開発の使命に気付いた。その高野社長に、今後の製品開発や海外への展開について聞いた。(聞き手は、トーマツ ベンチャーサポートの斎藤祐馬事業統括本部長、前回の記事はこちらをご覧ください)

斎藤:テレビ番組で紹介されて、節水ノズルのファンになってくれた人の声から、この製品が果たすべき使命に気付いたとか。

高野:はい。ファンの方の声を聞いて、うちは何をするべきなのか、自分たちにしかできないことは何なのか。そう改めて考えてみたときに、この節水の市場には社会性がすごくあることに気付きました。水の使用量を10分の1に抑えられることは、コスト削減だけじゃなくて、省エネであり環境に優しいことなんです。

節水ノズルのBubble90を手に持つ、DG TAKANOの高野雅彰社長(写真:菊池一郎)

 先日、ドバイやアブダビなどに行ってきたのですが、彼らは水を得るために海水を淡水に変えている。あれは石油やガスを燃やして海水を蒸留して淡水をつくっているわけです。そして、その作った真水の半分は家庭用ですけど、残りの半分はなんと屋外緑化などに使われているんです。

 蒸留水をつくった後には、塩の塊が大量にできて、それを海に捨てるので、大きな環境破壊が起きている。こんな馬鹿げたことをしているんだと驚きました。彼らもそれを分かっていて、いつかこのやり方はやめなきゃいけないと考えている。

 だから、世界中で展示会をやりましたが、うちの製品への反応はアラブ諸国が一番よかったです。おそらく近いうちに進出することになると思います。

 カリフォルニアでも水が足りないと言われていて、使う量を減らすことが一番シンプルな対策なんです。水の使用量が10分の1で済んだら、10基必要なはずの蒸留プラントが1つで済むわけで、うちの製品はプラントを造ることと同じだけの可能性を秘めているわけです。

斎藤:そうなんですね。これまでは、どこかで環境破壊をしていることに気づきながらも、淡水を作るプラントを増やしてきたという面があるということですね。

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「節水には社会を変える力がある」の著者

斎藤 祐馬

斎藤 祐馬(さいとう・ゆうま)

トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長

1983年愛媛県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、2006年にトーマツに入社。、2010年にトーマツ ベンチャーサポートを事実上立ち上げた。公認会計士でもある。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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