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“英国離脱”が株価に与える影響は?

倒れたドミノは、もう倒れない

2016年6月20日(月)

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 6月23日には、英国でEUからの分離独立を問う国民投票が行われます。11月8日には、米国の大統領選挙が行われます。米国の利上げを連邦準備制度(FED)は実施するのでしょうか。日銀の量的緩和は、安倍政権の景気拡大策は、そして、中国経済は…。

 今回は「イベント」に対する株価の考え方をお話しさせていただこうと思います。

 ここでいうイベントとは、政治的、経済的、社会的、気候・環境的事象(天災を含む)を指します。イベントはその結果次第で株価が大きく振れますが、それを投資戦略にどう織り込めば良いのか。

 端的に言えば、短期的にも長期的にも、そのイベントの結果を前もって予測してリターンを上げるのはなかなか難しいと思います。予測のつく結果は前もって株価に織り込まれますし、予測がつかない場合は、つまりは出たところ勝負になるからです。

 年後半は様々なイベントが控えていますが、ご自身がその分野のエキスパートである場合を除いて、イベント前には動かず、イベント後に株価の反応が「行き過ぎた」場合の投資機会を利用するほうがよさそうだ、ということです。

 そんなことでリターンが出るのか、損失を避けられるのか? と疑問を感じた方は、第1回(「大荒れ相場? いえ、これって“普通”です」)をご再読ください。日本の株式市場は年間で30~40%の変動幅があるのです。

今年後半のイベント、予測を公開します

 企業価値がここまで毎年動くことはありえるでしょうか。一般的にはありえません。となると、投資家の見方の変化というものが、この変動幅の多くの部分を占めていることは想像に難くありません。そして日々の株価というのは、ほんの一握りの投資家が作っていくのです。

 天変地異、地政学的リスク、政治イベントの大部分も同様です。こうしたイベントはあたかも巨大台風のようにやってきますが、長期的なインパクトを残すことは極めてまれです。備えあれば慌てる必要はないのです。

 「居林の話は、いつも理屈が長い。イベントの結果に対する読みはないのか?」と言われそうですので、今回は具体的な予想もお話ししましょう。これらのイベントに対するUBSウェルス・マネジメントの予想は、以下の通りです。

  • 英国はEUに「僅差で残留、が基本シナリオ」。
  • 米大統領は「僅差でクリントンでしょう」。
  • FEDは「年内に2回利上げするでしょう」。
  • 日銀は「量的緩和に踏み切る可能性が高いです」。
  • 安倍政権の景気拡大策は「補正予算が10兆円行けばプラスですが、構造改革が出ないとマイナス」。
  • 中国経済の先行きは「悪化中、金融システム改革ができればプラス」。

 ということになります。気になるのはこれらの株価への影響ですが…

コメント2件コメント/レビュー

市場関係者は文芸タレントのように比喩がうまいですね!(2016/06/20 09:57)

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「“英国離脱”が株価に与える影響は?」の著者

居林 通

居林 通(いばやし・とおる)

UBSエグゼクティブ ディレクター

2006年9月、UBSウェルス・マネジメント部門のアナリストとしてUBS証券に入社。富裕層顧客に向けて、日本の株式、経済動向を分析し、国内・海外に発信している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

市場関係者は文芸タレントのように比喩がうまいですね!(2016/06/20 09:57)

この種記事で哲学の2字を見たのは珍しい。加えて胃薬の併記が面白い。文中筆者自ら述懐もあるが外から見ても異色とか?だけに興味津々。尤もこれが普通の話の筈で、常人の常識。筆者の、高名なアナリストの、(似非)経済学者等々の目論見評論や記述を読むことはいいが、投資―最後の決断― は個々人なのは当たり前。言い切るのは勇気のいる事に相違ないし勝手だが、約束したことを認め、その約束と異なることをも承知の上、更なる新しい発想で経済の、景気の浮揚を図るからと言われても困る。相場師ならいさ知らず、為政者は、時系列的に施策の成否を採点される。当事者は、その審判に潔く従うことしかない。民は哲学と胃薬持参で居酒屋、居食屋談義を真面目に且つ大いに展開しよう。(2016/06/20 07:35)

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