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親がおカネで揉めると、子の「借金率」が3倍に

子供とおカネの話をするときの14のルール(中編)

  • ベス・コブリナー

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[1/3ページ]

2018年2月19日(月)

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 生涯を通じて大事なことだけど、他人はもとより親子でも突っ込んだ話はしにくい「おカネの話」。これに真正面から取り組み、親が子供に伝えるべき内容を実践的にまとめたのが、パーソナル・ファイナンスの米専門家が書いた新刊『「おカネの天才」の育て方』。米国ではどのようにして「おカネの教育」を子供に行うのか、その実践的な内容は、おカネに関して自己責任の方に向かう日本でも参考になるはずだ。本書から「子供とおカネの話をするときの14のルール」を抜粋、3回に分けて連載する。

 前回は、「子供とおカネの話をするときの14のルール」から、以下のルール1~4までを紹介した。今回はこれらに続く、5番目のルールから紹介しよう。

連載第1回
ルール1:まだ早いと思う時期から、子供に話を始める
ルール2:年齢に見合ったことを教える
ルール3:エピソードを話す
ルール4:数字を使う。数字嫌いでもかまわない

ルール5:自分のおカネのしくじりについてウソをついてはいけない。あけすけすぎてもいけない

 ほとんどの親は、過去の一時期におカネでしくじったことがある。クレジットカードで買い物をしすぎてしまったり、残高不足で引き落としができなかったことだって一度や二度(か十度くらい)はあるだろう。罪の意識から、または自分のいい加減さを償うために、おカネの失敗を洗いざらい話したくなったとしても、控えた方がいい。子供は親の金融アドバイザーではない。ましてや神父さまでもないのだ。

 最新の研究によると、ドラッグについて子供と話すときには、過去にドラッグにハマっていた親は細かいことを話さない方がいいとされている<※1>。子供に聞かれたら、どの失敗を話すかを慎重に選んだ方がいい。元カレと貧乏旅行に出てスッカラカンになってしまった話とか、年金を取り崩して怪しげなビジネスに投資してしまった話は武勇伝に聞こえるかもしれないが、長い間立ち直れなかった失敗や愚かな判断が美化されてしまう。

※1 Jennifer A. Kam and Ashley V. Middleton, "The Associations Between Parents' References to Their Own Past Substance Use and Youth's Substance-Use Beliefs and Behaviors: A Comparison of Latino and European American Youth," Human Communication Research, vol. 39, no. 2, April 2013, pp. 208.229.

ルール6:いくら持っているかについて、ごまかさない

 子供からしつこくつつかれると、どんな親でも一度や二度はごまかしてしまうものだ。財布の中身がパンパンでも空っぽでも、子供と言い合いになるとちょっとしたウソをついてしまうことはよくある。子供のお気に入りの店を通りすぎるときや、レジの前に並んでいるときに、子供のダダを抑えるためにごまかしてしまうのだ。

 できるだけごまかさない方がいい。小さな子供に、「今はおカネがないから、グミは買えません」と言っても害はなさそうだが、それよりも「今グミにおカネを使わなくてもいいとママは思う。歯医者さんからも、グミみたいな甘いものは食べちゃダメって言われたでしょう」と言う方がいい。

 率直な物言いはいいお手本になるし、もし本当の理由が別にあるのなら、子供に打ち明けた方がいい。子供の欲しいものが予算外なら、そう伝えて理由を説明すればいい。買わない理由がほかにあるなら(たとえば、デカい水鉄砲を抱えて近所を走り回ってほしくないとか)、そう説明するといい。

 子供は賢いし、「買えません」では納得しない。いずれにしろ「買えません」と言われても、子供は信じていない<※2>。今は手元におカネがない、と言っても通用しない。現金がなくても、いくらでも買い物ができることくらい、子供にもわかる。おカネがないと言ったすぐあとにクレジットカードを使えば、たちまちウソがばれる。一度ウソがばれれば、子供はずっと親の言葉を怪しみ続ける。そんなウソはつかない方がいい。今あえて言いにくいことを言っておけば、あとでしまったと思わずに済む。

※2 "7th Annual Parents, Kids & Money Survey," T. Rowe Price, March 2015.

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