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華僑流マネジメントの極意は「前置き力」

2017年3月1日(水)

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 先週の金曜日に「プレミアムフライデー」がスタートするなど、政府主導の「働き方改革」が各所で声高に言われるようになってきました。ただし、何事も「諸刃の剣」です。良い面もあれば良くない面もあります。ビジネスパーソンとしては、そのあたりをキッチリと見極めていきたいところです。

 正社員を無制限に働かせたり、非正規社員を劣悪な労働環境で働かせたり、モラハラやパワハラが行われたりなど問題は山積みです。労働環境うんぬんの話はその専門家の人のご意見に任せるとして、労働時間の短縮や自由な働き方が進むほど、個人の発揮する能力の差が見えやすくなりますので、今回は管理職としていかに部下育成を行っていくのかをお伝えしようと思います。

 良い悪いを論じる前に、長時間の労働環境は、個人間の能力差を見えにくくするという特徴がありました。労働時間が横並びになる、環境を同等にしていく、そうすることによって、各個人の生産性がハッキリと浮かび上がってきます。これまでは仕事は遅いけれどもちゃんとやり遂げる人も評価される対象になっていましたが、これからはそうはいきません。取り組める時間配分を会社が決めるようになるので、短時間で結果を出すのが得意な人が高評価を受けるようになります。

 今までは辛い環境でも耐えられるのが強みだった人は、今後はそれが評価される対象にならず、苦節何年という頑張りが報われにくい面も出てくるでしょう。簡単にいうと、要領のいい人がクローズアップされやすくなるという面を知っておくことが競争の激しいビジネス社会で生き残っていく処世術になります。

どんな時代にも通じる超ロングセラーの叡智

 今は平成29年。20代社員の大半が平成生まれという時代に突入しました。昭和と平成とのジェネレーションギャップは至る所で語られてきましたが、これからは中堅を担う30代も平成生まれの人たちになっていきます。本連載の読者の方で、ゆとり世代と呼ばれる彼らに手を焼いている人も少なくないでしょう。IT(情報技術)が当たり前で育った彼らは、会社や上司、お客さんへの報告、急遽休みを取得する連絡にもLINEやショートメールを使うなど、昭和生まれの人たちの度肝を抜いてきました。

 これからはITの発達や働き方改革の遂行により、さらに自由な働き方が尊重されるようになってくるでしょう。また少子高齢化問題を抱える日本は否が応でもグローバル化していかざるを得ません。新しい感覚を持った日本人や異文化で育った外国人と職場をともにし、さらに働き方に規制がかかる中で、今後どのようにしていけばいいのか頭を抱えている人も多いのではないでしょうか?

 ここで参考にしていただきたいのが、世界に散らばる華僑たちのビジネスのあり方。ユダヤか華僑かと言われるくらい各国で財を成し、名をあげる彼らから学ばない手はありません。中華系である華僑は、髪も目も黒く、私たち日本人とは外見からも非常に似ており、真似をしやすい条件は揃っています。

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「華僑流マネジメントの極意は「前置き力」」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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ビル・エモット 英エコノミスト誌元編集長