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手ごわい相手から「Yes」を引き出すお願い術

2016年5月11日(水)

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 「頭」には2つの使い方があります。「考える」ことと、「下げる」こと。これが同時にできる人=お願い上手。

 上手に「お願い」ができる人は世渡り上手で、文字通りお願いして人手を借りるので仕事は早くなり、それに連動して出世にも好影響を与えます。

 華僑が短期間でお金持ちになるのも「お願い」力に長けているからなのです。

 人に頭を下げてお願いすることができるようになると、自分にはないもの、例えばお金や力を借りたり、ノウハウを教えてもらったり、経験やチャレンジのチャンスを与えてもらったりという機会をゲットできます。

 他力を借りることができれば、自力だけよりも数倍スピードアップします。場合によってはレバレッジがかかり数十倍スピードアップすることも。

 頼む相手は自分よりもいろんな意味で力がある人の方がよりオススメです。会社の上司、お金や権威のある人、実績のある人、経験豊富な人などですね。

 その人たち同士をつなぐことで恩返しもできますし、新たな相乗効果を生み出すこともできます。そうやって華僑はゼロからでもスピーディーにお金持ちになっていったり、立身出世したりしていくのです。

「お願い」をためらわせるメンタルブロックとは?

 頭を下げるという行為だけを見れば、日本人もよく頭を下げますが、習慣的に頭を下げているだけで「お願い」力を使っている人は少ないのではないでしょうか?

 頭を下げているのに「お願い」力を使えない人は、おそらく、お願いすることに抵抗やためらいを感じているのでしょう。拒否されることでプライドが傷ついたり、断られることによってその後気まずくなったりするのを恐れているのかもしれませんね。

 また、人に借りを作るのが嫌だ、という風潮もあります。借りを作れば、それに連動して借りを返さないといけないという義務が発生するのが嫌なのかもしれませんし、後々、不利なことになるかもしれない、と考える人もいるでしょう。

 いずれにしても、それほど親しくもない目上の人に頼み事をする場合、快諾してくれる可能性は低いと考えるのが一般的です。その人にとって自分の頼み事を引き受ける義理もメリットもないのだから当然といえば当然です。

 そもそも下の立場の人から上の立場の人に差し出せるメリットは少ないですし、メリットの交換などできない立場でそれを持ち出せば無礼者だと怒られるかもしれませんし、自力で事をなすことができないという烙印を押されるのも怖かったりします。

 考えれば考えるほど、お願いすることの不安要因は次から次へと思い浮かんできますが、下の立場からは「力を貸してください」「教えてください」と素直にお願いするのが一番。グズグズと悩まずに素直に真摯にお願いできるかどうかが大切です。

 とはいってもお願いされる側の立場に立って工夫をしなければ、いくら頭を下げても空振りします。「Yes」と言ってもらわなければ始まりませんので、そこには“ずるゆるマスター”のテクニックが必要です。

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「手ごわい相手から「Yes」を引き出すお願い術」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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