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予防が最善! 華僑は厄介な3人に先手を打つ

2017年6月7日(水)

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 有効求人倍率がバブル期並みを示しています。企業にとって現在は人が足りないという状況になっています。そこで忘れてはいけないのがバブル崩壊後の雇用情勢。一気にリストラが進みました。歴史は繰り返す。今の有効求人倍率を克服した暁の企業は、増えすぎたその人員を振り子を戻すように人減らしを始めますので、賢明な方は今のうちに自分のポジションを確実なものにしておきたいものです。

 確かなポジションを保つためには、ビジネスパーソンとしての中期計画がとても大切になってきます。祖国を離れ成功せずには帰国できないメンツ主義の華僑たちはどのような立場の人間であれ、ビジネスを中長期で捉えています。そんな中長期目線の彼らに共通する考え方の一つに「免疫をつけておく」というものがあります。グローバル化した現在のビジネス環境において、言語や習慣、文化の違いを理解すること、理解し実践できることはとても重要な要素となっています。

 様々な免疫力があれば、少々想定外のことが起こっても動揺せず、任務を遂行することができますので、中長期的に自分の狙ったポジションをゲットできる可能性が高まります。

予防コストをケチると結果的に高くつく

 ここで一つ懸念材料になるのが、免疫をつけるのは安くない、ということです。これは保険治療がどの国よりも発達している日本の医療をみても明らかです。例えば、インフルエンザのワクチン。これはインフルエンザに対しての免疫をつけるための予防接種ですが、基本的に保険は適用できません。結果、インフルエンザにかかってから受診して保険適用になり治療を受けるよりも高額になる場合もあります。ここがインフルエンザの予防接種が普及しない要因にもなっています。

 ですが、それは短期目線というものです。保険適用になり3割負担で済むのは事実ですが、罹患したらその間の逸失利益は計り知れないものがあります。高熱や悪寒など当事者である自分が一番苦しみます。ビジネスパーソンとしてはそれだけではありません。その間にできたであろう仕事が全て停滞してしまいます。会社以外の人にもたくさん迷惑をかけることになります。場合によっては、自己管理ができない人というダメの烙印を押される危険性さえあります。

 これはインフルエンザの予防接種、免疫力をつけるのには先行投資が必要ということを表しています。ビジネスにおいても同じです。免疫をつけるのは、短期的な物事の捉え方をすると割高に感じるものがほとんどです。ですが、中長期的に考えると非常に安上がりになるのです。免疫力がある人、つまりしっかりと予防している人は、レベルが高い業務(これをチャンスと読み替えることができますが)をゲットできる可能性、指名される可能性がとても高いと言えるでしょう。

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「予防が最善! 華僑は厄介な3人に先手を打つ」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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