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相手の勝ちを認める華僑に負けはない

2016年9月7日(水)

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 「直接対決」「真っ向から勝負」――いかにも潔く聞こえますが、その対決や勝負において勝利を収められなければ、ただの「無鉄砲」「単細胞」と揶揄されかねません。ビジネスパーソンであれば、自分に出番が回ってきた機会に対して、キッチリと結果を出していきたいものです。また、管理職ともなれば、自分に回ってきた機会は、会社や部署の命運を分けることもあり得るかもしれないのでなおさらです。

 華僑の大半は、本国の家族や親族、ご近所さんの期待を背負って世界に散らばっていきます。「いい経験になりました」「良い教訓を得ました」で終わらせることはイコール本国へ帰れない、を意味します。それこそ命懸けで海を渡る人がほとんどで、出発に際しては様々な進言や格言をたくさんの人から授かります。「故郷に錦を飾る」ではないですが、最終的には必ず成功することを胸に誓っているのですから、敵の軍門に下るのを潔しとはしません。ビジネス社会において勝つことを宿命づけられているといっても過言ではないでしょう。

 華僑たちが授けられている格言には様々な種類のものがあり、その中にはビジネスの成功を戦(いくさ)に見立てた言葉もたくさんあります。日本でも有名な兵法家孫子の言葉は華僑たちの口からもよく聞かれます。「百戦百勝よりももっと凄いやり方がある」は、ビザの関係もありトラブルはご法度である華僑たちにとって合言葉になっています。その凄いやり方とは何でしょうか? 耳にされたことがある方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか? そうです、戦わずして勝つ、です。

 百戦百勝したとしても、その一戦一戦で少しずつ疲弊します。心身ともに疲れるわけですが、その心身の疲労が回復してから次の一戦を迎えるとは限りません。傷が癒える前に次の一戦になるとさらに深く傷ついた状態になってしまいます。例え、百戦百勝したとしてもそのような状態なら101戦目に負けてしまう可能性がありますし、百戦で終えたとしても心身ともにボロボロになった状態なのであれば、本当に勝利を喜んでいいのかどうかは怪しいものになってしまいます。

 そのような観点から見ても、ここぞという時以外は戦わない方がいいのですね。また華僑は、自分自身の言動や行動が、戦う前に相手の戦意を喪失させることも可能だと考えています。

「戦わずに勝てるところ」を作り出す

 ビジネスマンが戦わない、と宣言するのは敗北宣言と同様です。ではどのようにすれば、敗北宣言せずに、戦わずに勝つ、のでしょうか? 逆説的になりますが、勝てるところでしか勝負をしないのです。一見勝てるところがないように感じる場面や状況であれば、勝てるところを作ってしまうのも華僑がよく使う常套手段です。

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「相手の勝ちを認める華僑に負けはない」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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