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華僑は我慢しないのに「イラっと」しない

2016年10月5日(水)

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 ビジネスにおいてもプライベートにおいても、時間を有意義に使い、豊かな人生を送りたい。誰しもが願うことです。すべて思い通りにはいかないのが人生の面白いところ、などと余裕を持って構えていられる人は珍しい部類に入るのではないでしょうか?

 余裕を持てない大きな要因の1つが「イラっと」するから、ということに気づいていない人が多く見受けられます。「イラっと」するとまず瞬時の反応が遅れます。いわゆる自動思考というものが遅れるわけです。自動思考が遅れると、一般的な思考も一時的な混乱を起こし、通常の動作が鈍くなります。それの連鎖によって、自分が思っているよりもタイムスケジュールが遅くなっていくのですね。また、「イラっと」して感情的になるのは、自分の弱点をさらけ出すに等しいことです。それに気づいていないのも、余裕をなくす原因かもしれません。

 いち早く成り上がりたい、と考えている華僑たちは「イラっと」することのデメリットを知っているので、激しい気性で知られる漢民族や満州族も、一呼吸置くように訓練されています。「イラっと」しない、たとえ「イラっと」しても表に出さない彼らは「怒る」ということもめったにありません。

怒って相手を負かしても後悔が残る

 「イラっと」しても怒らない。これはビジネスのみならず、家庭においても、友人関係においても非常に有効なのです。昔から言われていることに、「本当に強い人は喧嘩をしない」というものがあります。喧嘩というものは大抵、突発的に起こるものですが、強い人は自分が勝つのがわかっているので喧嘩をしません。

 その理由を説明しましょう。喧嘩は突発的に起こるものということで、事故と捉えることができます。事故は加害者にとっても被害者にとっても何一ついいことがありません。交通事故で考えてみましょう。人身事故です。人をはねてしまった加害者の人にとっては、自責の念で苦しんでいる時に、警察や保険会社の人、場合によっては検察からの取り調べなど、次から次へと尋問が続きます。一方、被害者の人にとっても、「なぜ自分が」という思いは拭い去れませんし、賠償してもらうための状況説明を警察に、通院履歴を保険会社の人に、などと、これまたたくさんのことをしなければなりません。

 喧嘩も同じです。勝っても負けても、お互い気持ちよく終わる、ということはありえません。部下や子供を叱るときも同じです。相手は部下や子供ですから勝って当然です。「しっかりしろよっ」ですとか「ちゃんと勉強しなさい」と勝つことは容易ですが、その後の気分はどうでしょうか? 大抵の場合、スッキリしないのではないでしょうか? もっとマイルドな言い方があったのではないか、もっと別の言い方があったのではないか、と反省してしまうことが多くあると思います。

 言われた方も同じようになんだかスッキリしない気持ちになります。「しっかりやろうと思っているけれど、それができないから困っているんだよ」「勉強しなくちゃいけないのは自分が一番わかってるよ」と嫌な気分になるだけで改善には至らない場合が多いでしょう。

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「華僑は我慢しないのに「イラっと」しない」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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