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金正恩のお付きは接待ゴルフには最悪

1000冊の著作を持つ中谷彰宏氏を迎えて(2)

2017年11月2日(木)

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 当コラムの筆者である大城太氏が、師と崇める中谷彰宏氏を招いての対談の2回目。今回は、いかに有益な情報を得るかについて語ってもらった。情報を得るためには、相手に警戒されたらダメ。そのためには、どんなことが必要になるのか。

中谷彰宏氏(左)と大城太氏(写真=深澤明、以下同)

中谷:情報を得るためには、知らないふりをしろという話がありましたね。

大城:はい、老子の言葉にある「知不知、尚矣(知りて知らずとするは、尚なり)」を取り上げ、「知っているコトやモノに遭遇しても知らないフリをするのが得策である」と解説しました(『相手を気持ちよくさせる華僑流話術のキモ』参照)。

中谷:情報というものの貴重さは、島のようにコンフォートゾーンにいると分かんないんですね。島で豊かだから。

 ところがその島が豊かでなく、さらに周りに強敵がいっぱいいるところだと、情報というのが一番必要になる。例えば、伊賀の忍者。伊賀は周りが強敵だらけに囲まれた山の中の村で、情報でいかに生き延びていくかが重要です。軍事力では勝てない、生産力では勝てない。そのときに情報という力でどうやって生き延びるかというところから、忍者という情報に特化した特殊部隊が生まれた。

 勝とうとすると、つい俺の方がよく知っているみたいなふりをするけど、本当にうまい人って知らないふりをするのがうまい。私はよく知らないですけどと言っている人を、本当に知らないと思うのではなくて、こいつは怪しいなと思えないとだめですね。

 よくうんちくを語っているおやじが、最も知らない。「ああ、そうなんですか」と横で言っている人の方がよっぽど詳しいんだぞということ。京都なんかはそれが多い。

大城:本当に知らないふりをして、相づちを打っておくことですね。

中谷:演技なんですよ。例えば、「この話、前にしたっけ?」って言われたときに、「え、聞いてない」と。これができないとだめでしょう。正直に「もうその話3回聞きました」と言っちゃうと、これでチャンスを逃すんです。2回目の話だって、1つは新たな情報が加わっているかもしれない。あるいは新しい解釈が乗っているかもしれないのに、ああ、もうそれは聞いたという姿勢だと、そこでチャンスを逃す。

 その人の鉄板ネタだと、その人は話したいわけだから、「それ聞きました」といった時点で、かわいくないやつ。かわいがられる人というのは、同じ話を何回も初めてのように感動して聞けるようになれるかどうか。これはサッカーで日本人が学んだマリーシア(ずる賢い)。ファウルをもらう演技。ファウルを上手にもらっていく演技という。これが必要ですね。プロだから。

大城:そこはプロ意識ですか。

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「金正恩のお付きは接待ゴルフには最悪」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授