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怪しげなビジネスでも「うまい」と思って見習う

1000冊の著作を持つ中谷彰宏氏を迎えて(3)

2017年11月4日(土)

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 当コラムの筆者である大城太氏が、師と崇める中谷彰宏氏を招いての対談の3回目。今回は、ビジネスをスマートに成功させるための術について、いくつか指南していただいた。自らのアピールはどのようにしたらいいのか。どういう姿勢で学ぼうとすればいいのか。

中谷彰宏(なかたに・あきひろ)
作家。大阪府出身。大学卒業後、博報堂に入社。8年間にわたりCMプランナーとしてTV・ラジオCMなどの企画演出・ナレーションを担当。1991年に同社を退社し、「株式会社中谷彰宏事務所」を設立。ビジネス書から恋愛エッセー、小説まで多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。著作は1000冊を超す。私塾【中谷塾】を主宰。全国で、セミナー・ワークショップ活動を行う。(写真=深澤明、以下同)
中谷彰宏公式サイト

中谷:次は自己アピールはしない方がいいという話です。

大城:孔子の言葉、「己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す」を取り上げ、華僑的な解釈として「自分が立身しようと思ったら、将来のライバルにならないであろう人を推し、自分がいいポジションに就きたいと思ったら、自分よりもレベルの低い人を推薦する」を紹介しました(『自己アピールは損!華僑は「まず譲って」勝つ』参照)。

中谷:競争している人ってこれが一番できないんですね。例えば商品を宣伝するとき、その商品のよさばかりを語るんだけど、ここで正直に話せることで初めてその人を信用できる。

 例えばアメリカのクルマを売るのだとすれば、燃費が悪いと最初に言わないとだめだよね。これは、はっきり言って燃費が悪いです、故障が多いです、故障はコストが掛かりますよ、本国まで持っていくからみたいに。それでもよかったらどうぞと。

 あるクルマ好きのタレントさんがいるんだけど、その人が外国のクルマに乗っていて、僕も同じクルマに乗っていて、2人で話が盛り上がる。このクルマって、電気系統が弱いよね、修理に時間がかかるよね、内輪差が悪いよねとか。その長所で共有できるんじゃなくて短所が好きで共有できるというのが本当の仲良しというかな。

大城:そうなると、会社の悪口を言って盛り上がるのがいいんだと、誤解する人が出そうな気がします。

中谷:会社の悪口じゃないよね、自分に向かわないと。自分に向かっていかないといけなくて、自分の欠点や自分の商品の悪口はいい。ところが会社の悪口はだめ、上司の悪口もだめ、それは責任転嫁になる。ただの愚痴になる。愚痴というのは自分は悪くないということなんです。

 「私は悪くないって」というのは、被害者意識なんですよ。「こんなに私はいつも損ばかりしている」というんじゃなくて、「いや、これでちょっとおいしい思いをさせてもらいました」ぐらいじゃないと。

コメント1件コメント/レビュー

古くは、フランス革命や、共産主義革命の動機も「あいつらだけ得をしている、ずるい」という感情であったように思われる。
日本でも、この一年のモリカケ騒ぎは「ずるい」という本能に触れたからではなかっただろうか。

「ずるい」という思考は、人間の心の根本に入っているようで、それを克服するのはなかなか難しいのかもしれない。
だからこそ、それを克服することのメリットは大きいのだろう。(2017/11/07 08:18)

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「怪しげなビジネスでも「うまい」と思って見習う」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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古くは、フランス革命や、共産主義革命の動機も「あいつらだけ得をしている、ずるい」という感情であったように思われる。
日本でも、この一年のモリカケ騒ぎは「ずるい」という本能に触れたからではなかっただろうか。

「ずるい」という思考は、人間の心の根本に入っているようで、それを克服するのはなかなか難しいのかもしれない。
だからこそ、それを克服することのメリットは大きいのだろう。(2017/11/07 08:18)

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三品 和広 神戸大学教授