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付加価値を生むのは人間とAIのダブルス

1000冊の著作を持つ中谷彰宏氏を迎えて(4)

2017年11月6日(月)

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 当コラムの筆者である大城太氏が、師と崇める中谷彰宏氏を招いての対談も最終回。今回は、IoTやAIなど最新技術の使い方などについて尋ねた。何かを学ぶためには、どうしたら良いのか。中谷氏が最後に出した答とは。

中谷彰宏(なかたに・あきひろ)
作家。大阪府出身。大学卒業後、博報堂に入社。8年間にわたりCMプランナーとしてTV・ラジオCMなどの企画演出・ナレーションを担当。1991年に同社を退社し、「株式会社中谷彰宏事務所」を設立。ビジネス書から恋愛エッセー、小説まで多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。著作は1000冊を超す。私塾【中谷塾】を主宰。全国で、セミナー・ワークショップ活動を行う。(写真=深澤明、以下同)
中谷彰宏公式サイト

大城:今はネットがあって、いろいろな情報が見られるような時代です。それはうれしい時代のはずなのに、何か悪く目立ちたくないと思っているというか。だから若い人には動かない人が多いように感じています。

中谷:僕も大城さんも世代的には、もともとネットがないところから始まっていて、人の情報は直接会って手に入れる、これがベースにあったんですよ。情報は人に会って手に入れるということの中に、ネットがどんどん入ってきた。だから、過去のすべての情報の蓄積を考えたときに、ネットで入ってきている情報は実は1割に満たないんです。

大城:そうですね。

中谷:ところが生まれたときからネットがある人って、人に直接会っている情報の蓄積量が少ないので、そうするとネットから得た情報が9割以上を占めるかもしれない。生で会っている情報よりも。そうするとネットに左右されるよね、びくびくするよね。人に会って得ている情報が9割以上あればネットで少し叩かれても何ともないよね。そこの毀誉褒貶(きよほうへん)というのに一喜一憂しないです。

 ネットというのは生で人に会うためには便利なツールなんですよ。例えば初めて人に会うとき、事前にいろいろネットで調べてから会うとか。これがネットの使い方ですよ。生で人に会うためにネットを活用するべきであって、ネットを最終的なデータ源にしちゃいけないんです。

大城:入り口に使用することですね。

中谷:ネットでこれだけ調べられるのに、取材の際に、まず「ご出身はどちらですか」と聞く人もいる。おいおい、ネットは見ない主義ですかって。

大城:今、時代的にインターネットとかかわるビジネスというのは、伸びていますし、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)という言葉も毎日、新聞に載っています。ビジネスマンとしてはどうとらえていったらいいでしょうか。

中谷:AIのシンギュラリティーの問題。2045年にAIが人間を乗り越えるという議論がされていますが、これは勘違いです。確かに、5月に囲碁AIの「AlphaGo」が世界最強の棋士である中国の柯潔選手に勝ちました。

 ところがあの会場の隣の会場でもう1試合行われているんですよ。そのことを報道する記事はまったく載らない。何かといったら、人間とAIのダブルス戦が行われていたんです。実際は人間対AIの戦いなんかは起こらないですよ。人間とAIのダブルスでこれから戦いが行われていく。だから人間かAIかじゃないんですよ、ダブルス。人間とAIの組み合わせになるから、AIを使いこなしたやつの勝ちです。

コメント1件コメント/レビュー

個人的には今回のインタビューシリーズは、色々とハッとさせられる事が多く、大変為になりました。読者レビューの感想は、どちらでも良いが多くて案外な結果ですが、多分努力なんて事を聞きたくないのだろうなと思います。(2017/11/06 15:58)

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「付加価値を生むのは人間とAIのダブルス」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

個人的には今回のインタビューシリーズは、色々とハッとさせられる事が多く、大変為になりました。読者レビューの感想は、どちらでも良いが多くて案外な結果ですが、多分努力なんて事を聞きたくないのだろうなと思います。(2017/11/06 15:58)

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