• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

自己アピールは損!華僑は「まず譲って」勝つ

2017年1月5日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 ITの普及により、人の心の内を垣間見たり、自分の心の声を吐露したりする場面が増えてきました。容易に情報の受発信が出来るようになった昨今、しっかりと自分と向き合う時間が減ったという方は多いのではないでしょうか? しっかりと向き合ってからでなくその時の感情のみで受発信をしたために、勘違いや思い違い、取り違いをしてしまい、とんでもない状態になることもあります。

 炎上という言葉をはじめ、ネット社会発の言葉もたくさんと見聞きするようになってきました。前回のこのコラムでも紹介したように、多くの先進国での教育は「読み書き」から始めることが基本になっているので、文字情報を信じやすい、という弱点を抱えています。この「読み書き」というのは「聞く話す」ということに比べ、抑揚がない、強弱がつけにくい、読み手や書き手によって表現の幅をもたせるのが難しい、すなわち意図するところと違って伝わる可能性があるという危険と、常に隣り合わせだということを認識しておく必要があります。

 ITを無視できない現代のビジネスパーソンにとって、IT以前のコミュニケーション手段を放棄しないことがとても大きな武器になる、ということに気づいている人は多くはありません。IT以前のコミュニケーション手段の代表的なものに、表情から体の動きまでわかる顔を合わせての面談や、声の抑揚が伝わる電話、書き手の心理状態が表れやすい手書きの手紙など、いわゆるアナログに属するものがあります。

不自由な状況だからこそ、智恵が働く

 故郷を離れ、身ひとつで他国に乗り込み、言葉にハンディキャップを抱えながらもビジネスで成功していく華僑は、コミュニケーション能力に長けていると言ってもいいでしょう。Facebookが中国・騰訊控股(テンセント)のソーシャルアプリ「WeChat(微信)」に似た機能を実装するようになるなど、最近でこそ華僑、中華系の人たちのITスキルの高さが注目されるようになってきましたが、実は以前からITに習熟している人が大勢いたことはあまり知られていません。彼らがITに習熟している理由のひとつとして、国の規制が強いことが挙げられます。自由がないからこそ抜け道を探す、その手段としてITスキルが不可欠なのです。

 ですがこのITスキルの高い彼ら彼女らのコミュニケーション能力の高さは、いかにアナログを使っていくか、というところにあります。模倣大国とまで言われる中国ですから、当然、華僑たちはネット上の情報を最初から信じてはいません。デジタルは模倣が簡単なのは当然ですが、彼らの学び方に違いがあるのです。

 では、華僑たちはどのように学んでいるのでしょうか? 家庭教育や学校教育がそもそも違う、と言ってしまえばそれまでですが、彼らに共通しているのは、四書五経をはじめとした古典を学んでいる、ということを見逃すわけにはいきません。日本にも当然のことながら古典がたくさんありますしどこの国にも古典といわれるものは存在します。彼ら華僑がまず学ぶのは当然母国中国の中国古典です。

 中国古典の多くは、自分の在り方を解くというよりも、他者との関係性において、自分はいかに生きていくか、ということを示唆したものになります。この他者との関係性こそ、現代風に言えば、コミュニケーション能力ということになるのですね。

コメント5件コメント/レビュー

こうしてみると、蓮舫っていうのは華僑の中でも二流以下っていうことになるのだが?習近平あたりをみていても少し相手よりも優位に立てるとなったらかさにかかったように傍若無人になってくるのが現代中国人のイメージ。(2017/01/05 23:15)

「華僑直伝ずるゆる処世術」のバックナンバー

一覧

「自己アピールは損!華僑は「まず譲って」勝つ」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

こうしてみると、蓮舫っていうのは華僑の中でも二流以下っていうことになるのだが?習近平あたりをみていても少し相手よりも優位に立てるとなったらかさにかかったように傍若無人になってくるのが現代中国人のイメージ。(2017/01/05 23:15)

>敢えて自分から敵を作るような行為や言動は慎むのが前提になるのです。いつ平和が崩れるかわからない歴史をたどってきた中華系の人たちの危機管理能力は優れているといっても遠からずでしょう。

これが事実だとすれば、現在の中国の行動は全く逆のような気がするのですが。中国人と中国共産党
は行動原理が別なのでしょうか?(2017/01/05 15:05)

人民解放軍はなぜ強さをアピールするのだろうか?と思いました。華僑と内地人の違いかもしれませんが。(2017/01/05 14:09)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長