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「Living Anywhere」を実現したい

2016年6月22日(水)

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 設立したばかりのスタートアップ企業(ベンチャー企業)への投資・育成を手がけるMistletoe(ミスルトウ)の孫泰蔵社長兼CEO(最高経営責任者)。アジアにシリコンバレーのようなエコシステムを形成し、日本に、そして世界にイノベーションを起こそうと情熱を注ぐ。

 泰蔵社長が今、「Living Anywhere」というコンセプトを社会に広げたいと考えている。電気・通信・水道といったライフラインと、医療、教育、オフィス(仕事)という4つのインフラを提供することで、人々がどこででも暮らせるようにする。このコンセプトを実現するテクノロジーを開発する企業を支援していく方針だ。

 私が今、社会に広げたいと考えているコンセプトがあります。それは「Living Anywhere」。「どこでも好きなところに住む」ということです。

孫泰蔵氏(撮影:加藤康、以下すべて)

 「私は住みたいと思った町を選んで住んでいますよ」
 「田舎暮らしがしたいと思ったから故郷に帰る選択をしました」
 このように答える人がいるかもしれません。でも、それは私がイメージしているLiving Anywhereとは異なります。

 「東大生ベンチャーが挑む世界の水不足解決」の回で、Mistletoeが支援するスタートアップ企業のHOTARU(ほたる)を紹介しました。彼らが開発を進めるHOTARUは上下水管のない場所、つまり水をひいていない場所でも水を使えるようにするものです。

 これこそ本当のLiving Anywhereです。

 住みたいと思う町を選んだとか、田舎暮らしがしたいから故郷に帰ったというのは、「水、電気などのライフラインがある」という前提の上に成り立つ選択。私はもっと自由に、何の条件も制約もなく、好きなところに住める社会を作りたい。

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「孫泰蔵の「ワイルド・サイドを歩け」」のバックナンバー

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「「Living Anywhere」を実現したい」の著者

孫 泰蔵

孫 泰蔵(そん・たいぞう)

Mistletoe社長兼CEO

1972年生まれ。東京大学在学中にインディゴを設立しネット起業家の草分けとして活躍。起業家を育てるシリコンバレーのようなエコシステムを日本に構築することを提唱する。ソフトバンク社長の孫正義氏は実兄。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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