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脳梗塞は早期治療が命だが、金はどうする?

急性期病院から転院してリハビリと格闘へ

2017年7月25日(火)

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初台リハビリテーション病院(東京都渋谷区)。

長嶋茂雄氏やオシム氏がリハビリに励んだ病院

 脳梗塞発症後のリハビリでは、まさに「時は金なり」だ。

 失った身体の機能を取り返すためには、一刻も早く、回復期病院へ転院して本格的なリハビリを始めることが肝要である。しかし急性期病院で点滴治療を受けている時点では、私も家族も「回復期病院」のことなどまるで知らなかった。認識もなければ情報もない。

 運良く大きな後遺症もなく、急性期病院から自宅に帰れる人もいるが、多くの脳梗塞の患者は急性期病院から回復期病院に転院してリハビリとの格闘をすることになるのだが、それがどんな病院なのかも、どこの病院がいいのかも、皆目わからないという状態からすべてが始まるのだ。

 私が転院した初台リハビリテーション病院は、この世界では大変有名な病院である。読売ジャイアンツの終身名誉監督である長嶋茂雄氏やサッカー日本代表の監督であったイビチャ・オシム氏、そのほか政財界の著名人たちも、リハビリに励んだことで知られる回復期病院である。だから私も初台リハビリテーション病院を選んだのかというと、そうではない。

 急性期病院での点滴治療がある程度進んだところで、回復期病院をどこにするか、その判断を病院から促されるのだ。病院つきのソーシャルワーカーが患者や家族の意向をくみながら、具体的な選択肢を示してくれる。そこで推薦されたのが初台を含む3つのリハビリ専門病院だった。その時私はベッド上で点滴治療の真っ最中で朦朧としていたから、実際にソーシャルワーカーと話したのは妻と息子だったが、妻によれば「初台以外の選択肢は初めからなかった」という。

紹介された3病院の中から消去法で「初台」を希望

 理由はシンプルなものだった。3つのリハビリ病院を紹介されたが、ひとつは自宅から遠すぎて毎日通うにはあまりにも不便であったこと。もうひとつは介護施設も併設されており、高齢者がメインのリハビリ病院だと思われたこと。唯一、初台だけが自分たちの「希望に近そうだと思われたから」だったという。但し4人室は空き待ちの人が多数いて早期転院の可能性はないが、個室なら空きがあるかもしれないということだった。

 「個室が多く、きれい。人気が高い」

 妻のメモにはそう書き残されている。

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「財部誠一 脳梗塞からの帰還」のバックナンバー

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「脳梗塞は早期治療が命だが、金はどうする?」の著者

財部 誠一

財部 誠一(たからべ・せいいち)

経済ジャーナリスト

1980年、慶應義塾大学を卒業し野村證券入社。出版社勤務を経て、1986年からフリーランスジャーナリスト。BSイレブンの「財部誠一の『異見拝察』」などTVやラジオで幅広く活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長