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言葉を失えば「思考」もダメージを受ける

一体と信じ込んでいた舌も、右半分だけが麻痺した

2017年12月5日(火)

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コメント2件コメント/レビュー

私の場合は心筋梗塞で心停止し、脳への酸素供給が途絶えために記憶障害となりました。特に、一時記憶の部分、恐らく海馬の辺りにダメージを受けたようで、コンピュータでいうとアドレスが途中で書き換わるようなことが起こって、例えばテレビで見ていたことが、自分自身の記憶に置き換わってしまうこともありました。その経験からすると、筆者の付けたタイトル、『言葉を失うと「思考」はダメージを受ける』というのはかなり軽いもので、本当に言葉を失う、つまり脳に言葉が存在しなければ思考などできなくなります。言葉そのものを失わなくても、記憶のアドレスが途中で不明になるだけでも、考えていたことがなんだか分からなくなったり、思考していたものが後から加わった記憶に置き換わったり等して、やはり思考ができなくなります。その経験からすると、言葉を発する機能が脳梗塞でダメージを受けると、人とのコミュニケーションがうまくいかず思考の伝達が行えない、だから思考していないことになるということは想像できました。
私の方は、発症後、10年以上が経過しているので、元の様に思考を進めることはできませんが、それでも、このようなコメントが書ける程度の思考はできるようになりました。人間の補修作用は結構すごいなというのが、現在の感想です。(2017/12/05 18:44)

「財部誠一 脳梗塞からの帰還」のバックナンバー

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「言葉を失えば「思考」もダメージを受ける」の著者

財部 誠一

財部 誠一(たからべ・せいいち)

経済ジャーナリスト

1980年、慶應義塾大学を卒業し野村證券入社。出版社勤務を経て、1986年からフリーランスジャーナリスト。BSイレブンの「財部誠一の『異見拝察』」などTVやラジオで幅広く活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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私の場合は心筋梗塞で心停止し、脳への酸素供給が途絶えために記憶障害となりました。特に、一時記憶の部分、恐らく海馬の辺りにダメージを受けたようで、コンピュータでいうとアドレスが途中で書き換わるようなことが起こって、例えばテレビで見ていたことが、自分自身の記憶に置き換わってしまうこともありました。その経験からすると、筆者の付けたタイトル、『言葉を失うと「思考」はダメージを受ける』というのはかなり軽いもので、本当に言葉を失う、つまり脳に言葉が存在しなければ思考などできなくなります。言葉そのものを失わなくても、記憶のアドレスが途中で不明になるだけでも、考えていたことがなんだか分からなくなったり、思考していたものが後から加わった記憶に置き換わったり等して、やはり思考ができなくなります。その経験からすると、言葉を発する機能が脳梗塞でダメージを受けると、人とのコミュニケーションがうまくいかず思考の伝達が行えない、だから思考していないことになるということは想像できました。
私の方は、発症後、10年以上が経過しているので、元の様に思考を進めることはできませんが、それでも、このようなコメントが書ける程度の思考はできるようになりました。人間の補修作用は結構すごいなというのが、現在の感想です。(2017/12/05 18:44)

初台リハビリセンターは元職場近くの懐かしい呼称です。私も2年半前に、小脳梗塞で入退院したので財部さんの苦悩は、他人ごとではありません。時たまこの連載を拝見して、文章が鋭いと感心しております。幸い私は体の麻痺も言葉も失わなかったのですが、亡くなった父は元教員であったのに、喉頭がんで声を失う代わりに、家族の為に生きる道を選択しました。財部さんも後遺症に負けずに、これからもご活躍される事を念じております。(2017/12/05 10:23)

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