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70代も半数は「高齢者が優遇されすぎ」と回答

日経ビジネス独自アンケート、世代間不公平への不満続出

2017年5月26日(金)

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日本の発展に貢献した高齢者世代に敬意を払いたいと思う現役世代がいる一方、年金や医療で恵まれてきた高齢者に不満を抱く現役世代もいる(イラスト:浅賀 行雄)

 「しわ寄せは若い世代に」──。日経ビジネス5月1日号の特集「さらば老害ニッポン」では、20代から70歳以上を対象に「世代間の公平性に関する意識調査」を実施した。若い世代ほど、高齢者の待遇に不満を抱えていることが鮮明に数字に表れた。

調査概要

「世代間の公平性に関する意識調査」と題し、2017年3月30日~4月7日にかけ、日経BPコンサルティングを通じてインターネットで調査した。有効回答数は961。世代別では20代が100人、30代が160人、40代が122人、50代が188人、60代が171人、70歳以上が220人、回答した。

優遇されすぎ!高齢者

Q.公的制度は高齢者を優遇しすぎか?

 年金や医療、介護保険制度について「高齢者を優遇しすぎか」とストレートに尋ねたところ、最も不満を持つ割合が高かったのは30代。82.5%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した。20代でも約8割、40代でも約7割が不満を抱いている。

 全体では「高齢者の年金などを賄うための借金のツケを若い世代が負っている」(70.3%)が一番多く、「高齢者がもらえる年金額が今の若い世代が受給年齢に達した時より多い」(58%)と続く。

 

 70歳以上は5割が肯定したものの、「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」の合計は49.6%と拮抗した。そう思わない理由は「日本の発展を築いたのは今の高齢者だから」(57.3%)、「若者もいずれ現行の社会保障制度の恩恵を受けるから」(27.9%)が多かった。

「そう思う」派のコメント
 「交通費や医療費、年金など一事が万事、高齢者優遇」(28歳女性)
 「高度経済成長期に得た多額の資産をため込み経済を停滞させている」(33歳男性)
 「今の日本に貢献したのは理解するが、現役世代が苦しいと社会が衰退する」(55歳女性)
 「自分達の世代では支給すら見込めず、将来の備えをしたくてもできないから」(37歳女性)
 「働けるのに年金を出す事自体が不公平であるから」(30歳男性)

「そう思わない」派のコメント
 「年に比例して社会に貢献してきた」(73歳男性)
 「私達はずっと働き社会を構成し支えてきた。そこインフラにあるからこそ若者が自由に生きられている。年金も十分払ってきた」(62歳女性)
 「高齢者が優遇されなければ将来が不安になるだけだから」(62歳男性)
 「高齢者を優遇しているのではなく若者が冷遇されているだけ」(55歳男性)
 「高齢者である自分自身、優遇され過ぎていると思ったことはない」(68歳男性)

コメント58件コメント/レビュー

私は50代です。優遇されすぎ、というと語弊があると思います。
今時点でのスナップショットとして切り取れば、高齢者優遇に見えるというのは事実と思います。しかし、単純に不公平の是正を権利のように主張するのは間違っていると感じます。
会社の責任/仕事の内容、社会環境から日常生活に至るまで、ここ数十年で大きく変わりました。
私が入社した1980代では、仕事のゆとり/ワークバランス等というのは、ほぼ皆無でした。
朝から晩まで仕事のみ、家庭より仕事、家庭より会社、というのが当時でした。50代の私がこのような状況で、私以上の60代/70代はそれ以上の負担を負いながら仕事にあたっていました。
余暇/自由を犠牲にし、負荷を負いながら、社会を支えてきた、ということを、公正に評価したうえでの、優遇/冷遇の議論をすべきではないでしょうか?
優遇/冷遇だけの議論では無く、働き方との兼ね合いを含めた議論になることを期待します。(2017/06/01 15:40)

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「70代も半数は「高齢者が優遇されすぎ」と回答」の著者

庄司 容子

庄司 容子(しょうじ・ようこ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社に入社し、社会部、横浜支局を経て企業報道部へ。化学、医療、精密業界、環境などを担当。2017年4月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

私は50代です。優遇されすぎ、というと語弊があると思います。
今時点でのスナップショットとして切り取れば、高齢者優遇に見えるというのは事実と思います。しかし、単純に不公平の是正を権利のように主張するのは間違っていると感じます。
会社の責任/仕事の内容、社会環境から日常生活に至るまで、ここ数十年で大きく変わりました。
私が入社した1980代では、仕事のゆとり/ワークバランス等というのは、ほぼ皆無でした。
朝から晩まで仕事のみ、家庭より仕事、家庭より会社、というのが当時でした。50代の私がこのような状況で、私以上の60代/70代はそれ以上の負担を負いながら仕事にあたっていました。
余暇/自由を犠牲にし、負荷を負いながら、社会を支えてきた、ということを、公正に評価したうえでの、優遇/冷遇の議論をすべきではないでしょうか?
優遇/冷遇だけの議論では無く、働き方との兼ね合いを含めた議論になることを期待します。(2017/06/01 15:40)

何をもって優遇とするのか、意見は分かれると考えます。人間として最低限度の生活をどう見るのか、また、人間らしい生活と言えば、その人らしさもあります。
同様に、60歳以上でも働く点、健康年齢から思うに、当然、若い頃と同様にでは、厳しい健康状態になっていますよね。ワーキングシェアを導入する点、各企業に積極的な取り組みをお願いいたします。介護も、自分の体調不調も発生する年代が50~60代、その渦中が70代かと思います。60~70代が元気と言いますが、そのようにふるまう(?)方も多いですが、内実、内臓ボロボロでは? でも、週3日働ければ、健康維持にも適量、かつ、社会貢献となるかも。5日だと、健康年齢は短期化するような気もします。私は50年も働いて、もうこれ以上、毎日の通勤での労働はしんどいかも…家事ははずせないし… 現役高齢者のみなさん、いかがでしょうかねえ。(2017/05/31 09:32)

昔頑張ったのだから、とか、将来君たちも高齢者になるのだから、などと言いたい側の意見がもっとも分かりやすかった。●
医療費に限定しよう。今の70代が働き盛りの頃、医療費は本人負担ゼロ。やがて1割負担となり、定年前後で3割負担となった。それに比べて、今の働き盛りは最初から3割負担だ。今の働き盛りが頑張っていないのであればともかく、先行利益のことは棚に上げている。
しかも、現行制度でも老齢者割引があるので、また3割負担未満の高齢者が多々いるのも実態。だからこそ、格差を感じている若い側から高齢者の選挙権を無くしてしまえ、などという極論が出てくることも分かっていないのだろう。●
ちなみに私は50代のオッサン。
ピンハネされた年金料相当額は、平均寿命まで生きても貰えない。就職した頃は60歳で定年退職した先輩がすぐ支給されていたが、君たちは65歳からだからね、と念を押されたのを覚えている。就職から30年ほど経っても、定年期間は変わらず60歳のまま。支給開始は65歳なので、5年間どうしろというのだろうか。
中曽根元総理の年金は約800万と聞いたことがある。私の年収より高い年金を、あの人に支給せねばならないとは、とうてい思えないのだが。(2017/05/30 16:15)

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