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巨災対が示した成功するチームの作り方

ヤシオリ作戦成功の理由をA.T.カーニー会長が分析

2016年9月12日(月)

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 日経ビジネスオンラインでは、各界のキーパーソンや人気連載陣に「シン・ゴジラ」を読み解いてもらうキャンペーン「「シン・ゴジラ」、私はこう読む」を展開しています。

 シン・ゴジラでは、「巨大不明生物特設災害対策本部」、通称「巨災対」というプロジェクトチームが中心になって、首都圏を破壊するゴジラの動きを止めるべく作戦を練り、実行します。未曾有の有事に東京、ひいては日本を守るべく組織された巨災対。このチームのマネジメントのあり方について、経営コンサルティング会社A.T.カーニー日本法人の梅澤高明会長は、プロジェクトチームを成功に導くための要件が描かれていると分析します。巨災対が持っていた、一大プロジェクトを成功させるために不可欠な要素とは何でしょうか。

(聞き手は日野 なおみ)

※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。

A.T.カーニー日本会長の梅澤高明氏(撮影:竹井 俊晴、写真は2015年に撮影されたもの)

映画「シン・ゴジラ」が大きな話題を集めています。

梅澤:私は公開直後に見に行ったのですが、何よりも「こんなに面白い邦画を久しぶりに見た」と驚きました。怪獣映画として面白いのではなくて、政治や行政、組織のあり方が半端ないリアリティで描かれている。

 前半では官僚組織のダメな部分が次々に出てきます。官僚が「海中での害獣駆除は前例がないので分かりません」とあくまで前例主義を貫こうとしたり、危機的な状況なのに順送りで総理大臣の臨時代理が決まったり。

 「省庁間の消極的権限争い」というキーワードも象徴的でしょう。ゴジラという巨大不明生物が東京を襲うという未曾有の有事の中で、誰もが責任を取りたくないから押し付け合う。そんな様子をうまく言い表しています。形式主義であったり、前例主義であったり。そういった部分がしっかりと描かれている。

 ただ、私が注目したのはこうした前半のダメな部分のリアリティ以上に、後半の巨災対のあり方についてです。「巨大不明生物特設災害対策本部」、通称「巨災対」。これが組織されて以降は、危機対応における極めて理想的なオペレーションが展開されていきます。

ゴジラの正体やその対処法を探り、首都圏を破壊するゴジラの動きを止める作戦を構築するため、「巨大不明生物特設災害対策本部」、通称「巨災対」が組織された(©2016 TOHO CO.,LTD.)

コメント2件コメント/レビュー

良く言われる、異能の重用説だが、いわゆる優等生が型破りな発想をしないのは、出来ないからなのか、単にそうした能力を伸ばす教育を受けなかったからなのか、きちんと議論したい。優等生は、異能のバックアップに回れというが、リーダーが型破りな発想や、ユニークな力を備え、かつ調整能力や、組織管理能力に秀でていても良いわけで、(今の日本で)そうした人材が一般的に見つけにくい実情をとらえて、両立がありえないからそれぞれの役割の議論にとどまっている現状と言うのは、思考停止に感じる。従順で上司(教師)の覚えにめでたい(環境適合力の高い)人材が高評価を得て出世するのが実情ならば、評価軸を整える事が出来れば、優等生の特性を制御できるはずではないか。優れた発想、リーダーシップ、イノベーションの要諦、人間的魅力・・・教育で育むことが本当にできないのだろうか? 指導者層(教育・企業の権力者階層)が無能なうえ、優れた(自身の価値を危うくする)人材を生み出す努力をしていないだけではないだろうか。(2016/09/12 10:55)

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「巨災対が示した成功するチームの作り方」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

良く言われる、異能の重用説だが、いわゆる優等生が型破りな発想をしないのは、出来ないからなのか、単にそうした能力を伸ばす教育を受けなかったからなのか、きちんと議論したい。優等生は、異能のバックアップに回れというが、リーダーが型破りな発想や、ユニークな力を備え、かつ調整能力や、組織管理能力に秀でていても良いわけで、(今の日本で)そうした人材が一般的に見つけにくい実情をとらえて、両立がありえないからそれぞれの役割の議論にとどまっている現状と言うのは、思考停止に感じる。従順で上司(教師)の覚えにめでたい(環境適合力の高い)人材が高評価を得て出世するのが実情ならば、評価軸を整える事が出来れば、優等生の特性を制御できるはずではないか。優れた発想、リーダーシップ、イノベーションの要諦、人間的魅力・・・教育で育むことが本当にできないのだろうか? 指導者層(教育・企業の権力者階層)が無能なうえ、優れた(自身の価値を危うくする)人材を生み出す努力をしていないだけではないだろうか。(2016/09/12 10:55)

ちょっと引っかかるのは、「巨大不明生物特設災害対策本部」だが「巨大不明生物」による「災害」の「対策」を実施する目的で「特設」された「本部」なのだとしたら、「巨大不明生物災害対策特設本部」が順当な名称だろう。「特設」の位置に「違和感」あるのも、監督の意図だろうか。「特設災害」の「対策本部」って何だ? と当初から気持ちが悪かった。(2016/09/12 10:33)

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