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アパレル「店舗の価値は店員」論のもろい前提

「オンライン接客」が当たり前の米国EC最前線

2016年10月5日(水)

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 「黒いラムレザーのジャケットがほしい。ラウンドネックで、ジップアップ、予算は5万円程度」

 なんとなくこんな感じ――。洋服を購入する際に、ある程度のイメージはあるものの、具体的な商品に絞り込むことが難しかったり、時間がなくて探せなかったりすることは誰にでもあるだろう。「Amazon.co.jp(アマゾン)」「楽天市場」「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」といったファッションを扱うサイトは多くある。一方で、情報が多すぎるため、その中で自分の好みのものを見つけるには、時間や検索のコツが必要になってくる。

 そうした「インターネットの大海」から顧客を救い出すためのサービスが、米国で登場している。

AIとスタイリストが「おもてなし」

 PSDept(ピーエスデプト)が展開するのは、衣料品や服飾雑貨のパーソナルショッパーサービス。冒頭のような要望をメッセンジャー形式のアプリに入力すると、スタイリストから回答を得られるサービスだ。イメージする商品の写真を送ることでも要望を伝えられる。

 スタイリストは、110の提携企業(ブランド数は数千)から顧客の好みの商品を探し出して提案する。商品は、必ずしもウェブ上ですでに売られているものとは限らない。ラグジュアリーブランドの商品やヴィンテージ商品など、ウェブで販売されていないものは多い。そうした場合でも、メーカーやブランドに直接問い合わせ、自社で仕入れ、提供する。ウェブの在庫情報だけを探して提案するのではなく、直接ブランドに問い合わせるなどして顧客に商品を届けるといった、きめ細かな対応を実施していることも強みの一つだ。

 こうしたビジネスを実現できるのは、ピーエスデプトの創業者ミシェル・ゴード氏が、マークジェイコブズやバーニーズニューヨークでバイヤーを務めていたことも大きいだろう。

創業者のミシェル・ゴード氏はバーニーズニューヨークのバイヤーなどを経て起業した(撮影:mayumi nashida)

 2014年から本格的にサービスを開始し、2年半で会員数は約3万5000人。月間アクティブユーザーは7000人。ショッピングリクエストは累計10万件以上に上るという。平均購入額は1回につき850ドルで、創業地のニューヨーク在住の利用者が会員の4割を占めるという。

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「アパレル「店舗の価値は店員」論のもろい前提」の著者

染原 睦美

染原 睦美(そめはら・むつみ)

日経ビジネス記者

日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。IT担当などを経て、日用品・化粧品担当。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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