• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

せいぜい1ドル90円台、過度な円高はない

ソニーフィナンシャルHD尾河氏「急なドル高、議会が牽制」

2016年10月21日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「為替操作で円安に導いている」「米国の自動車メーカーを叩きのめしている」と日本に対して声を上げるドナルド・トランプ氏。選挙戦ではドル安を通じた自国産業の保護を訴えかける。「偉大な米国の復活」に向けた政策は、為替市場に混乱をもたらすと共に、日本など関係諸国の経済に犠牲を強いる内容だ。

 トランプ大統領が誕生したら、日本経済への逆風はどれ程強いものになるのか。外国為替の専門家でソニーフィナンシャルホールディングス執行役員兼金融市場調査部長の尾河眞樹氏に影響を聞いた。

日経ビジネスオンラインは「もしトランプが大統領になったら…」を特集しています。
本記事以外の特集記事もぜひお読みください。

仮にトランプ大統領が誕生した場合、金融市場にどのような影響が出ますか。

尾河:反射的にリスクオフの流れが起きるはずです。米国の経済・政治方針に強い不透明感が出てくる。金融市場では先行きが見通せないことが一番悪いことですので、株価が一旦下落するでしょう。

尾河眞樹 (おがわ・まき)氏
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社 執行役員兼金融市場調査部長
チーフアナリスト。ファースト・シカゴ銀行、JPモルガンなどの為替ディーラーを経て、ソニーの財務部(SGTS)にて為替リスクヘッジと市場調査に従事。その後シティバンク銀行(現SMBC信託銀行)で個人金融部門の投資調査企画部長として、金融市場の調査・分析、および個人投資家向け情報提供を担当。8月から現職。

 トランプ氏は選挙戦でドル安(円高)政策を強調しています。短期的に1ドル=100円を試す展開も予想できますし、今後1年で95円や90円を付ける可能性も十分ありますね

ドル売り協調介入は可能性低い

トランプ氏はかなり強烈にドル安を訴えています。1ドル=80円などの大幅な円高になる可能性はないのでしょうか。

尾河:トレンドとして円高が続くことは避けられませんが、そこまで大幅な円高は予想していません。仮にトランプ氏が大統領に就任しても、極端なドル安誘導など、同氏が訴える経済政策が党内でどれだけ支持を得られるかは未知数だからです。

 トランプ氏は小さな政府を掲げる伝統的な共和党の候補ではありません。その上、最近では過去の女性蔑視発言が出てきて女性の支持が急速に落ちています。共和党の議員たちは、自分たちの支持まで低下するのではと不安視し、トランプ離れが加速しています。身内の共和党議員のサポートが得られないとなると、大胆なドル安誘導政策の実現は難しく、金融市場が大混乱に陥る可能性も少ないと見ています。

プラザ合意の時のように、ドル売りの協調介入を各国に要請するシナリオはありませんか。

尾河:要請しても各国が応じないでしょう。そこまでのリスクを織り込む必要はないと思います。

コメント0

「もしトランプが大統領になったら…」のバックナンバー

一覧

「せいぜい1ドル90円台、過度な円高はない」の著者

武田 健太郎

武田 健太郎(たけだ・けんたろう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学教育学部卒業、日本経済新聞社に入社。「NIKKEIプラス1」を担当後、証券部で金融マーケットや企業財務を取材。CFA協会認定証券アナリスト、AFP(日本FP協会認定)。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

私の仕事は経営することではなく、リーダーであることです。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO