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北朝鮮を非難しても問題は解決しない

2017年9月1日(金)

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 29日早朝、北朝鮮が平壌近郊の順安(スナン)空港(=平壌国際空港)から「火星(ファソン)12」とされる弾道ミサイルを発射した。ミサイルは北海道上空を通過した後、北海道襟裳岬の東方約1180キロの太平洋上に落下。事前通告はなかった。

 北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過した事例は、今回で5度目、2016年2月以来となる。

「火星12」とされる弾道ミサイル発射のニュースを見るために、北朝鮮・平壌駅前の大型スクリーン前に集まった人々。ミサイルは日本の上空を通過した。(写真:AP/アフロ)

 日本のマスメディアは、北朝鮮の挑発行為を強く批判している。しかし、今回の問題の本質は、そこではない。

 米国と北朝鮮の事情に詳しい外交官筋から、こんな話を聞いた。韓国の文在寅大統領は、トランプ大統領との会談以降、何度も「我々は何としてでも、北朝鮮のミサイル発射や核実験をやめさせる。その代わり、米韓合同軍事演習を中止させてほしい。我々は、米国と北朝鮮の対話に向けて仲立ちをしたいと考えている」と懸命に訴えたという。

 ところが、米国政府はそれを拒否し、米韓合同軍事演習を継続した。北朝鮮も、それに反発してミサイルの発射実験を繰り返した。米朝間は一層緊張感を増し、衝突の危険性が高まっていった。

 なぜ、米国はこれほどまでに強硬な態度を取っているのか。

5カ国を騙した北朝鮮

 2003年、日本、米国、中国、ロシア、韓国、そして北朝鮮の外交当局の局長級担当者が一堂に会する6カ国協議が開かれた。これは、北朝鮮に核開発を放棄させることを前提に、緊迫していた米朝関係を緩和するために開催されたものだった。第6回(2007年3月)までいずれも中国・北京で会合が行なわれた。

 日本を含め、各国の関係者は、6カ国協議実現のために相当に努力した。ところが、北朝鮮は5カ国を完全に裏切って、2006年に第1回目の核実験に踏み切ったのである。これによって6カ国協議は2008年12月の代表会合を最後に中断された。

 さらに北朝鮮は、2009年にも第2回目の核実験を試みた。言ってみれば、日本をはじめとする5カ国は、北朝鮮に騙されたわけだ。

 中でも特に腹を立てたのは米国だ。その時点で、米国は北朝鮮を一切信用しなくなったのである。

コメント117件コメント/レビュー

田原氏は先月末放送の某TV局の「朝生」で、出演者に「なんで北朝鮮が核を持っちゃいけないんだ。インドや中国が核を持って、北朝鮮がもっちゃいけないのか。抑止力を持ちたいだけじゃないか」噛みついていました。田原氏にとっては、核を持たれてしまうことによる日本の国益毀損、地政学的リスク増大という観点はないようです。本コラムでもそうですが、田原氏は自分の足で情報稼ぐことはしないで、過去の伝聞情報でものを言っています。情報ソースがないジャーナリストは我々と同じ一般人なので、本誌のコラムニストとしての資格はないのでは?と思う今日この頃です。(2017/12/06 12:37)

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「北朝鮮を非難しても問題は解決しない」の著者

田原 総一朗

田原 総一朗(たはら・そういちろう)

ジャーナリスト

1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」等のキャスターを務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

田原氏は先月末放送の某TV局の「朝生」で、出演者に「なんで北朝鮮が核を持っちゃいけないんだ。インドや中国が核を持って、北朝鮮がもっちゃいけないのか。抑止力を持ちたいだけじゃないか」噛みついていました。田原氏にとっては、核を持たれてしまうことによる日本の国益毀損、地政学的リスク増大という観点はないようです。本コラムでもそうですが、田原氏は自分の足で情報稼ぐことはしないで、過去の伝聞情報でものを言っています。情報ソースがないジャーナリストは我々と同じ一般人なので、本誌のコラムニストとしての資格はないのでは?と思う今日この頃です。(2017/12/06 12:37)

北朝鮮を非難しても問題は解決しない

そうです。
非難だけじゃ解決しないなら実力行使しかないでしょ。
返り血浴びてもやるしかないと思いますね。
今やるか、20年後にやるか。その違いしかないでしょ。
いちばん大きいのは、20年後なら田原さん居ないけど今は居る事ですかね。
自分が生きてるうちはやるな。ですね。(2017/11/30 15:38)

核実験凶行の件に接して・・・・
「ねぇねぇ!こんなこと書いた直後に核実験でどんな気持ち??」
某掲示板風なアスキーアート風に問て見たいものです。

口先だけなら何とでもなるようですが、某議員と北のガキ大将に会見して
首相に上から目線で叩きつけてきた以上の、秘策でも授けてきたらどうですかね?


断筆宣言した、某小説家のほうが有言実行という意味でかなり上ですよね。田原さん。(2017/09/06 23:25)

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